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2003年11月8日(静岡県・初島) −自己記録更新・・・なんだけど− 写真あり 
釣行データ 
釣行先 静岡県熱海沖・初島第一堤防
潮回り 大潮
干潮   9:52(70cm)
 22:18(22cm)
満潮   4:17(155cm)
 15:48(161cm)
*潮汐データは真鶴港のもの
気温 最高23度
微風
波高 0.5m
釣果 メジナ 33cm 29cm 結果
久々の自己記録更新はしたものの、あの状況での33cmでは・・・
         以下数匹
夕まづめにネンブツダイ多数
当日使用の道具と餌等
オキアミ
  6Kg
配合剤
 遠投フカセX1
 秘密兵器X1
オキアミ


当日のタイドグラフと釣果時間
     

釣行記

 いやー早いものでもう11月ですわ。11月になると気温も下がり・・・ませんのですわ(-_-;)
今日なんて最高気温23℃ですよ、今年の真夏なんて寒くてしょうがなかったのに、今頃夏のような気温ですからねぇ、はっきり言って真夏の時より暑いです。いや毎日暑いわけじゃないんですけどね、今日は特別です。

 釣行先は3度目の挑戦となる熱海沖の初島。一回目は去年つるぞうさんと行って第2漁港で轟沈。二回目は単独釣行でしたが雨・風・波のトリプルパンチで・・・どうも初島には縁がないようで(^_^;)。
でも今回は天気も良くて波も静かそうだし、少しはまともな釣りができるかもしれません。

 同行は”berbeeさん”と”をださん”。barbeeさんは何度かご一緒してますけど、をださんとは始めての釣行になります。をださんには以前リールを頂いたりしていて、まったく知らない中ではないんですけど、初めて直にお会いするので楽しみです。

1.いざ出発
 前日の昼間の天気予報では、天気は良いものの南西からの風が強くなりそうだとのことです。南西というと第一漁港ではテトラ側が風裏になり、ちょうど良い風向きになりそうだったんです。ところが夕方の天気予報では風は微風に変わり、しかも気温も相当上がりそうになりました。

 いやー何着て行けばいいんだろ(^_^;)。もう11月だし、普通ならそろそろジャンパーでも着る季節なんですけど、気温が23℃になるとなると、半袖でもいいくらいですわ。シャツは一応長袖にしときますけど、ジャンパーは薄手のウィンドブレーカーだけでいいかな。

 目覚ましを4時にセットして、4時半には出ないと一番船に間に合わないんだけど、当然バスなんて動いてないんで駅までタクシーですわ。そういえばかっぱさんが駅まで送ってくれるって言ってくれたんだけど、一緒に行くならまだしも、かっぱさんは地元の祭礼があるとのことで一緒に行けないのに、送ってもらうなんてそんな厚かましい事できる訳ないよね(^_^;)。かっぱさん気を使ってくれてありがとうねm(_~_)m

 3:45、なんと勝手に目が覚めました。これは私の釣行暦の中でも異例のことです。いや初めてのことです。釣りに行くのは良いんですけど、早起きが苦手な私には朝がひとつの鬼門だったんですけどね。あっいかん、こりゃ老化現象かもしれん・・・(T_T)

 とにかく遅刻することなく集合場所の真鶴青木釣り餌店に到着して、店の中を覗いてみると、写真で見覚えのある、をださんに似た人が釣具を物色中です。をださんかなぁと思ったんですけど、人違いだと怖いので(何が怖いのか・・・(^_^;))、barbeeさんの到着を待ちます。

 程なくしてbarbeeさんも到着して、改めてをださんとご対面です。をださんは体格が良くて髪の毛も短髪ですから、一見するとちょっと怖い人かなぁとかも見えるんですけど、ところがぜんぜんそんなことはなくて(当たり前か・・・(^_^;))、とても温厚そうな人懐っこい感じの人で安心しました。あっでも本人曰く「いたいけな感じ」というのは大きな間違いだと思いますよ、をださん(-_-;)

ゆったりと観光船気分で(^_^;)
 無事一番船に乗ることができ、夢の島へ出航です。いやー波が静かです。ほとんどべた凪で、船はまるで芦ノ湖の遊覧船のようです。いつもこうだと助かるんですけどねぇ(^_^;)。
 をださんに前回の時の船の揺れ具合をいくら説明してもぜんぜん信用してくれないんですわ。もうひっくり返るくらい揺れたんでよ、いやほんとですって(-_-;)

 ところで下船後は皆して場所取りのために競争になるらしいんです。初島に行くのに一番の心配事がこれですわ。第一堤防に入れないとなると、また第二漁港に回らなくちゃいけないんです。第二漁港は良い思い出がないからなぁ・・・(^_^;)
 そこで老化現象の始まった私(^_^;)は、荷物を持って走るのには無理があるので、ここはひとつ若い二人(あくまでも私に比べてですけど・・・)が走って、私は荷物番でお茶を濁す事にしました(^_^;)
2.走れ走れ
 30分ほどの快適な(^_^;)船の旅で、無事初島に到着です。到着前には下船口前に並んで、扉が開くのを待ちます。そして扉が開くと同時に全員でダッシュ開始です。いや私以外の全員でしたけど・・・(-_-;)

 若い(^_^;)二人は、船を下りると同時に事前に打ち合わせた場所にダッシュ開始です。私は二人の投げ捨てて行った荷物を邪魔にならない所に片づけて、戻ってくるのを待つという重要な任務に就きました(^_^;)

 しかし他のほとんどの人は堤防の上部のテトラ側に行ってしまい、二人の走って行った方に行く人はいないみたいです。二人は後ろも見ずに一目散に走って行きましたけど、歩いても大丈夫だったかなぁ・・・(^_^;)。そんな事を思った私は少し罪の意識を感じてたんですけどm(_~_)m

第一堤防先端
 無事熾烈な(^_^;)場所取りも終わり、目的の場所を確保でき釣り開始です。いやしかし波がない、風がない、天気が良すぎる・・・。こりゃ別の意味でトリプルパンチですねぇ、もう少し波っけがあった方がいいかなとか、涼しいほうが良いかなとかいうのは贅沢ですかね(^_^;)

 いや暑い、始めてしばらくしてウィンドブレーカーも脱ぎ捨てて、シャツ一枚になりましたわ、とても11月の陽気じゃありません。そういえばをださん新しいライジャケを着てたんですけど、背中に名前入りですよ、かっこええわ、どこかのテスターさんかと思っちゃいますわ。

 一段高いテトラ側の方は人がいっぱいですごい混雑です。こちら側は我々三人だけで、かなりゆったりできます。でもまあこのべた凪で堤防内側では釣果は期待できそうもないですわ。足場も良いし、感じとしてはファミリーフィッシングに最適な場所です。本気でメジナを狙おうという人はまず入らないでしょうね。

 ところがちょっと前には関西支部のおいちゃんが遠征で来た時に、この場所で40cmを上げてるんですよね。barbeeさんも言ってましたけど、その情報がなかったらこの場所を選ぶ人はいないでしょうね。ただしおいちゃんの時は、波と風でしようがなく内側でやったみたいで、今日のコンディションとは違うみたいですけど・・・(^_^;)
3.おおー観光メジナだ
  私は始め堤防先端の右側に入り、左の角にをださん、内側にbarbeeさんで釣り始めましたけど、私の目の前は餌取軍団のオンパレードなのが良く見えます。水が澄んでいて底まではっきり見えますし、波もないので一層です。

 まあ事前情報で餌取りの多いのは分かってましたけど、それにしてもこりゃ苦戦が予想されます。メジナなんて影も形も見えませんわ。しばらくしてをださんがポンポンと木っ端をかけ、早くもグリ脱出です。私はスズメダイのみ(T_T)

 そんな苦戦中にbarbeeさんから「観光メジナがきましたよ」とのうれしい一言。今回初島に来た目的のひとつに、この観光メジナを観光する(^_^;)というのもあったんです。やたらデカイらしいんですけど、いくら何でもせいぜい1,2匹がいて、運が良ければ見られる程度だと思ってたんですよね。それがこんなにすぐに見られるなんてラッキーじゃんとか思ってました、この時点では・・・

いやー見えないかなぁ観光メジナ
 早速見に行ってみると、いやほんとにデカイわ(~_~)。それに3,4匹います。ざっと見たところではサイズは40〜50cm。いや40cmなんてそんな控えめなサイズじゃないようです。50cmは優にあります。それがこんな足元に寄って来て、baebeeさんのコマセを拾ってます。

 それが針付きの餌は決して食わないんですよね。baebeeさんは前回の経験からその事を良く知っているので落ち着いたもんですが、私は初めての経験で、気が気じゃありません。あんなのが食っちゃったらどうすんのよ、竿折れるで・・・(-_-;)

 でかいのも居るんですけど、お手ごろサイズの木っ端君たちもうろちょろしてるようで、先端部の餌取りの楽園よりは数段状況が良いようです。
 そこで先端部をあきらめて内側に移動することにしました。コマセを打つと私のほうにも観光メジナが寄ってきました。うわー来た来た、何とか付け餌食わないかなぁ・・・(^_^;)
4.食った、デカイ
 しかし敵もさる者、付け餌は2cm手前で見切っていきます。ほんと大したもんですわ。こうでなきゃあれほどのサイズに育たないんだろうしね。食い意地が張った奴はどんどん釣られちゃってるから、今生き残ってるあのデカバン達は歴戦の勇者達なんですね。そう簡単に釣れる訳ないです。

 それでもたまに間違えて付け餌を食っちゃう事があるそうですから気を抜けません。そう食ったんです一度。この場所の餌取りはカゴカキダイだったんですけど、あまりに餌もちが悪くてデカバンたちの所まで落ちていかないんで、練り餌を使ってみたんですよ。

 その一発目でした、水は澄んでいて底まで良く見えるので、付け餌をずっと見ていたんですけど、突然見えなくなったと思ったら竿がドンと持っていかれそうになって、慌てて竿を立てようとしても糸に10kg位の錘を付けられたようで、持って行かれるままでしたわ(T_T)

 この時ハリスは1.5号で、ちょっと前にハリスを太くとしこうかなぁとかbarbeeさんと話してた所だったんですけどね、勝負はすぐに付きました。いやいや勝負もなにも、適当にあしらわれた感じですけど・・・。当然のごとくハリス切れで終了です。竿が折れないで良かったですけど・・・(^_^;)

 このデカバン達、やけに落ち着いてコマセを拾ってるなぁと思ってたんですけど、なんかあったらすぐに底の穴あきブロックに逃げ込めるんですよ。底に逃げ込めば余程の事がない限りは安全だと思ってるんですね。

 その後ハリスを2号に上げたんですけど、時既に遅し・・・(^_^;)。練り餌も見切られるようになって手の打ちようがなくなりました。でも可能性はありますね。練り餌の場合、餌から2cm位のところを餌を見つめながらぐるぐる回ってるんですよ。食べても安全かどうか値踏みするようにね。
5.をださんて
初島猫君
 ところでこの釣り場に着いて、最初に気が付いたのが猫ちゃんです。初めに見つけたのは小さな子猫。この子それほど人懐っこい訳じゃないんだけど、付かず離れずでその辺に居るんですよね。

 だけどこいつには気をつけたほうが良いですよ。なんかカリカリカリカリ音がしてたんで気にはなってたんですよね、その時barbeeさんの「あー、をださんの竿ケースがひどい事になってますよ」という声に振り返ってみると、あの子猫がをださんの真新しい竿ケースで爪研ぎしてるんですよ。そりゃもう一心不乱に爪研いでましたわ。よほど使い心地がよかったんですねぇ(^_^;)

 をださんといえば、一発かましてくれるという事で有名だそうです(どこでだ・・・(^_^;))。いやbarbeeさんがそう言ってましたわ。それで今日も一発かましてくれました。いや、猫の爪研ぎ以外にもう一発。

 デカバンの観光君がをださんの付け餌も食ったそうなんですわ。をださん目一杯踏ん張って耐えたらしいんですけど、なんと2号ハリスが飛んで、踏ん張ってたをださんはそのまま後ろにぶっ飛んで尻餅ついたそうですわ(^_^;)

 いやー残念ながら私は直接見てなかったんですよ、残念ですけど・・・。でもbarbeeさんがそういう風に言ってましたよ、barbeeさんが・・・。私はbarbeeさんからその話を聞いただけなんですけどね・・・(^_^;)
6.コマセについて
 昼時になって、barbeeさんとをださんは予定通りお昼には食事に行ったんですけど、私は釣りの時にはいつもほとんど食べないんで、一人残って釣りしてたんですわ。
 まあそんなに一所懸命してもどうせ日中は釣れないからしょうがないんですけどね。でも目の前に魚が居る以上そこを離れて食事をしにいくのはどうももったいないというか・・・。
根っからの貧乏性なんですねぇ。だからコマセが夕マヅメまで持たないんだわ(^_^;)

 目の前の足元にはカゴカキダイを中心とした大量の餌取り軍団と、観光君を混ぜた大小さまざまのメジナ君たちがわんさか居るんですけど、その中から何とか小さくてもメジナを釣り上げるべくパターンを探っていたんですわ。

 今日はある新兵器を持ってきてあるんですよ。最近発売されたオキアミマトメという製品です。これは配合剤なしで、オキアミだけをまとめて投げ易くするという物なんですけど、コマセの配合剤について疑問を持っていた私は飛びついたんですわ。

 そもそも私はコマセの配合剤はオキアミをまとめて投げやすくしてくれればそれで十分と考えていたんです。でもオキアミだけだと消費量が多くなってしまい、経済的じゃないんで、仕方なく5倍爆増とかの経済的な配合剤を使っていたんです。まあ真鶴あたりで木っ端相手に遊ぶならこれで十分なんですけどね。

 配合剤は匂いも気になりますよね。電車釣行の多い私にはこの匂いも問題となる点でした。家に帰っても臭い臭いと攻められるし・・・(-_-;)
 だからできれば配合剤は使わないほうが良いと思っていましたし、配合剤はなくても変わりないというか、返って無い方が良いのではないかと思ってました。

 結論から言ってこのオキアミマトメはかなりいけてます。良くまとまって遠投も効きますし、着水すると程よくばらけるし。でもこれだけではだめだなというのが正直な感想です。オキアミだけの場合と配合剤を混ぜたものとを使い分けてみると、どうも活性の上がり方が違うような気がするんです。それはメジナだけでなく、餌取にも言える事なんですけど、配合剤が入っていたほうが明らかに活性が上がります。

 まあ足元での出来事ですし、私がすぐそばで見ている状況での話ですから、少し沖目の人が見えないところでメジナ達が同じ振る舞いをするかどうかは疑問です。でもある程度配合剤が入っている方が、効果的ではないかと感じました。その点では私の今までの考えが間違えていたことが分かりましたし、コマセのメーカーがいろいろな新しい配合剤を発表してくるのも分かるようになりました。

 でも実際に付け餌はオキアミですから、それをカモフラージュするためにもコマセの主体はオキアミである事が必要だと思います。少なくても付け餌の周りにはオキアミがたくさんあったほうが効果的だと思います。そこでバッカンの中を半分に区切って、配合剤入りのものとオキアミだけの物とを作り、使い分けるというのがかなり有効だと思います。

 餌取を引き付けるために配合剤入りを多めに撒いて、本命用にはピンポイントでオキアミだけを使う。そんな結論が出たんでけど、これじゃメーカーの謳い文句とまったく一緒ですわ(^_^;)
 メーカーは良く研究してます。メーカーとかテスターさんの言うことを良く聞いてそれを実践しましょう。それが結論です(^_^;)

 ただ一言、誰か匂いの残らない配合剤を作ってくれー。帰りの電車で回りに気を使わないで済む配合剤を作ってくれー。家に帰って臭い臭いと言われない配合剤を作ってくれー(T_T)
7.何とか自己記録更新
 ちっともコマセの研究になってないわ、まあええがな(-_-;)
ところで、barbeeさんとをださんが食事に行ってる間に、ちょっとまともなサイズが来ました。といってもたぶん30cm位だと思うんですけど・・・位だと思う? そうバラシちゃったんですけど・・・

 今回竿を1.5号にしてるんですけど、やはり掛かったときの最初の感じが違うんですね。最初の引きをあまり強く感じないんですよ。で、これなら楽勝とか思ってると、途中から結構な引きで慌てさせられちゃいました。結局堤防の角に回られてバレちゃったんですけど・・・

 よく竿のインプレッションで、溜めてると魚が勝手に浮いてくるような感じとか言うのがありますよね、あれは高級な竿の話なんですかね。今回感じたのは、溜めてると魚が勝手に走り回る感じでしたわ(-_-;)。とにかく最初の引きで感じる魚のサイズは随分小さく感じるようで、これは1号竿と1.5号竿のパワーの違いの関係なんでしょうかね。

 あと面白いのが、ここではすぐ足元で掛かるんで、掛かった時の糸鳴りがすごいんですよ。ヒュンヒュンというかキュンキュンとか言うような、かなりの快感です(^_^;)
 でも食いが浅いんですよね。キュンキュンと来て快感を感じてるとスカッと外れちゃう。そんなことを5,6回繰り返しましたわ(-_-;)

 コマセに餌取りが寄ってる時には、少し離れたところを狙って何とか取れたのが29cm。それ以外にも結構デカそうなのが掛かったんですけど、針はずればかりで上がったのはこれだけでした。
 その頃には観光君たちは十数匹がうじゃうじゃしてる状態になって来ましたわ。観光君たちはこんなにたくさん居たんだ・・・(^_^;)

 そのうちコマセの中がメジナだけになる瞬間があることに気が付いたんですよ。そこでコマセの中に付け餌を入れていたところ、ぱっくり食いましたよ。いやね、すぐ足元だし、付け餌まで良く見えるんですよ。食った奴は観光君ではなく、まああの中では木っ端君ですわ。

 でもすっぽ抜けが多いんで、十分に送り込んでから合わせました。キュンキュンと気持ちのいい糸鳴りですが、それほどの引きではないんです。これだと30cmがいいとこかなぁとか思ってたんですけど、それが途中から良く引くこと。
観光君の中からの33cmですから(^_^;)

 そんな時baebeeさんから「楽しそうですねぇ」とか言われて、思わず「楽しいー」とか言ってました。いやほんと楽しかったわ(^_^;)
 何回か突っ込むし、下に行けないとなると横に走り回ります。同じくらいのサイズだったら、引き自体はアイゴとかの方が格段に強いですよね、でもアイゴだとただ引くだけという感じでしょ、やはりメジナは引き方がスマートですよね、実に面白いです。

 最初はそれほど大きくないと思ってたんですけど、結構引くんで結局本日初めてタモで掬いましたわ。タモに入れてみると、真っ黒で体高もかなりあるので、最初はさんちゃんかと思いましたが、綺麗なオナガでした。早速サイズを測ってみると33cmとなんと自己記録更新です。

 しかし50cmクラスの観光君たちがうじゃうじゃしてる中から33cmを引っ張り出すあたりはさすが木っ端スペシャリストですわ(T_T)。それに33cmでは名誉会員にも届きません。
 よしこの調子でもう一発・・・と踏ん張ったものの、その後は何故かネンブツダイの嵐。こうなるともうどうしようもありません・・・(T_T)
8.あー船が・・・
 もうどこをどう狙っても掛かるのはネンブツダイばかり、さっきまでうじゃうじゃ居た観光君たちの姿も見えません。折角のゴールデンタイムを迎えるというのにどうしたことでしょうか(T_T)
 それにコマセも尽きて来た所だし、最終船の一本前ので帰ろうかな。barbeeさんとをださんは最終船まで頑張っていくようですけど・・・

 確か最終船が17:50でその前が16:50にあった筈だからそれで帰ることにしたんですわ。しかし時すでに16:20を過ぎてます。まあ急げば何とか間に合うやろ。道具を洗うのは熱海港に着いてからにすればいいし、取りあえず竿と小物類を片付けて、釣り場を水で流して、荷物をとめます。時間がない、早く早く・・・。barbeeさんに時間を聞きながら・・・、あと15分、あと10分・・・

 いやーやればできるもんですなぁ、16:40にはすっかり荷物が片付き、もういつでも出発できる体勢になりました。念のためbarbeeさんに時間を確認しましたけど、間違いなく16:40ですわ、ラッキー。ここから船までは100m位ですから、2〜3分見ておけば大丈夫だし、ちょっと一服。

 その時barbeeさんが「船出ちゃうみたいよ」。えー、なんですと・・・。私にも確かに聞こえました。船長の「じゃー行ってみようか」という声が・・・
 ここの船の出発の合図というのが、ドラとか汽笛とかじゃなくて、船長がマイクで「じゃー行ってみようか」とか「じゃ行くよ」とか何とか言うんですわ。

 まだ40分だというのに、無情にも船は行ってしまいましたわ。いや無情ではなく定刻どおりというそうです(-_-;)。まあしゃーないわな、行っちゃった物は止められないし・・・
 これから初島へ行く人は船の時間を良く確認しておきましょう。最終船のひとつ前は16:40発です。

 仕方無しにまた竿出して、仕掛け結んで釣り再開ですわ。といってもコマセも付け餌もないので、barbeeさんとをださんから少しずつ頂きました(^_^;)
 すでに日は落ちかけて薄暗くなっていて、絶好のゴールデンタイムですから、普通なら大喜びで釣るんですけど、今日はもうネンブツダイしか釣れないし、何よりも船に乗り遅れたショックで・・・(^_^;)
 いやー初島、夢の島です。あの観光君を観光しに行くだけでも価値あると思います。私も過去2回の轟沈の苦い思い出がやっと癒されましたわ(^_^;)

 さて、観光君も観光できたし、今度は久々に三浦あたりへ行ってみようかな。

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