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2006年1月8日(神奈川県・真鶴) −2006年初釣り−  写真あり
平成18年1月8日(日) 釣行データ 
釣行先 神奈川県真鶴半島
潮回り 小潮
干潮  19:50(40.7cm)
 
満潮  3:31(131.5cm)
 
*潮汐データは真鶴港のもの
気温 最高8度
微風
波高 1m
釣果 クチブト28cmX2 結果
久々にコッパの引きを堪能しましたわ(^_^;)
クチブト27cmX2
オナガ25cm
当日使用の道具と餌等
6kg
伊豆メジナ遠投
x1袋
オキアミ


当日のタイドグラフと釣果時間


釣行記

 いやーこの冬は寒いです。日本海側では記録を塗り替える豪雪だそうで大変なことです。関東でも連日最高気温が10℃に満たない寒い日が続いてます。しかし真鶴あたりの水温は16℃程度と比較的暖かく、魚には厳しい冬ではないようです。
 まあ私の場合、今年の寒さに備えるように去年あたりから体脂肪を蓄えてきましたので、ちっとも寒くないです(^_^;)
いや実際去年の冬も今年もあまり寒さが応えなくなりましたわ。まあ見た目の見っとも無ささえ我慢すればこんなに楽なことはありません。ただひとつ古いズボンがほとんど履けなくなったのには参りました(T_T)

 いやそんな事はどうでもいいとして、今年もまた息子が受験するっていうもんで、またまた今年の冬も釣り自粛して冬眠することになりましたわ。で、冬眠前に一回行って、できればいい釣りをして気持ちよく冬眠に入りたいと思っていたんですが、諸般の事情(注1)から年を越えてしまい、初釣りなんだか納竿なんだか分け判らなくなりましたわ。

 ※(注1)家の場合、諸般の事情というのは、もっぱら女房の勝手な個人的な都合の事を言うんですが、まあそんなことはどうでもよろしい・・・(-_-;)

1.いや寒い
 いくら脂肪が厚くなったからといって、一日寒風の中に居たらそりゃ冷えますわ。特に私の場合、体は脂肪で温かいですが、髪の毛が少ないもんで頭がすーすーして、そこから体温が奪われるようです。
うそやでぇ、そんな事あるかいな。そんなもん帽子かぶっときゃぜんぜん平気やんか(-_-;)

にん2さん
 予報では気温は低くても風が無いのでそれほど辛くはなさそうですが、一応防寒対策だけはちゃんとしていったほうがいいですね。といってもラクダのパッチ履いて行くとモカモカして動きにくいので、ジーンズの上に履けるオーバーズボンを持っていきます。まあ風さえ無けりゃこれで十分でしょう。

 最近では釣り用に保温性の高いアンダーウェアがいろいろ出てますねぇ。かなり良いようで、山歩きをする人なんかも使っているそうです。そういうのを買っとけば真冬の釣行もかなり楽になると思います。まあ私はそんなもん買わんでも体脂肪でガードしてますけど(^_^;)
 でも靴の中に海水が入ったら何着てても無駄ですよね、かっぱさん。やっぱ冬の釣行はブーツの方がよくないですか?一日辛かったでしょう(^_^;)
2.釣り場は・・・
 さて今日の釣り場は地磯です。しばらくお手軽な堤防釣りしてましたんで久々の地磯ですわ。思い返してみれば去年の5月に行ったきりで、その後はずっと堤防でしたわ。
 しかし真鶴の堤防の魚種の豊富さには目を見張るものがあり、去年一年間だけで30種類弱の魚種が釣れました。船じゃないですよ、堤防からの釣りでですよ、びっくりしますわ。

かっぱさん
 今までは木っ端とベラとキンギョとキタさんとタナゴがメインで、たまにボラとかアイゴとかメバルとかカワハギが釣れる位だったんですけどね。
 去年一年(と言っても5回)だけで今までに釣ったことのある魚はほとんど釣って、さらにサヨリ、カマス、ニザダイとかの初物まで釣れました。おまけにコーラの缶まで釣れましたわ。いやー面白いところです。

 でもねぇ、木っ端が小さいんですよね。いやいい型も居るんですけど、数が少ない(-_-;) 特に去年は超チビ木っ端が大量に湧いて大変な騒ぎでしたわ。それも半端な数じゃなかったです。
 梅雨時に5〜6cmだったやつが、秋口には10cmくらいまで成長しましたけど、「ずいぶん大きくなったなぁ。たくましいわ」とか言って喜んでる場合じゃないです。そいつら釣っても幼児虐待ですからね(-_-;)
 まあそいつらが全員そのまま成長したら、3年後、5年後の真鶴はメジナの楽園になりますわ。しかし大きくなるとみんなどっか行っちゃうんだな。まあ一割、いや1%でも居付いてくれればね・・・
あいさん(右側)

 で、久々に地磯に出てチビじゃない木っ端と遊ぼうと思ったんですよね。でも入りやすい磯場はすぐに満員になっちゃうんで、ちょっと入り難い磯場に行くことにしました。
 ここは崖下にあるもんで、入るのも帰るのも超疲れます(-_-;) いや、普通の体力の人なら大したこと無いんでしょうけど、運動不足の中高年が防寒対策に体脂肪をたっぷり身にまとった上、コマセ6kg担いで気楽に入れる所じゃないですわ。今回も同行のかっぱさんに荷物の上げ下ろしとか何から何までたっぷり迷惑かけました。

 いやーこれじゃ、かっぱさんにしてみれば釣行じゃなくて介護ですよね(^_^;)
3.久々に釣りましたわ
 何だカンダ言ってやっと釣り場に着きましたわ。いやけっこう人が入ってますねぇ、みんな崖降りて来たんか、根性あるなぁ(^_^;)
先着の”にん2さん”と”あいさん”はすでに30cmクラスを含めて何匹か上げてました。

 結構混み気味なので入れる場所が限られちゃうんですが、私が”にん2さん”と”あいさん”の間のワンド側、かっぱさんが一人離れて隣の磯場に入ることにしました。

 私の釣り座はワンド横ですが、今日は結構ウネリがあって、ワンドから出るサラシがかなりきついです。おまけに足元からハエ根が出てますのでちょっとラインコントロールに気を使います。
 かっぱさんの釣り座は大きなワンド状になった奥まったところで、あまり潮の通しは良くなさそうです。私はかえってそういう所でゆっくりと木っ端と遊ぶのが好きなんですけど(^_^;)

 早速準備を整えて釣り開始としましたが、なんか久々の磯場なもんで釣り方が分かりませんわ(^_^;)
取り敢えずいつもの分離浮き仕掛けで、ハリスにG5をうって、浮き下を2ヒロ半くらいからはじめてみます。
 飛ばし浮きは浮き止め無しなんですが、当たり浮きを固定にしてますんで棚調整がいるんですわ。後は餌が残れば浮き下を50cmずつ下げて、逆に餌を取られれば50cmずつ上げる方法でいろいろ探っていくことにしました。

 しかしサラシとウネリで仕掛けが落ち着きません。ちょっと右に打つと”にん2さん”の方へ流されるし、左に打つと今度は”あいさん”の方へ流されるしで、うまく止まるポイントがなかなか見つかりません。
 試行錯誤でやっとうまく沖目に出て行く流れを見つけてそこを何回か流していると、なんか浮きがヘロヘロっと沈んで行くような・・・これって当たり? 一応軽く聞いてみるとグーンと乗ってきましたわ。

クチブト28cm
 いやー久々に木っ端掛けました。なんだか試行錯誤してるうちに向こうから勝手に掛かって来てくれました(^_^;) しかも去年悩まされ続けた13cmクラスとは違う引きでちょっと慌ててしまいました。
 とにかく足元にはハエ根が出てるもんで魚を左のワンドに誘導してと・・・行かない(^_^;) 相手は右のハエ根の下目指して突っ込んで来ましたわ。慌ててリール巻いて竿を寝かせて何とか誘導成功。

 28cmのクチブト。いやーこのサイズに翻弄されてしまうとはなんとも情けないというかなんというか、最近いかに大きいの釣ってないかがよく分かりますわ(-_-;)
 でも狙って掛けたんじゃなくて向こうから勝手に掛かってきたんで、どうもパターンが掴めません。その後しばらくは同じような形で流しても、うんともすんともいいませんでしたわ(-_-;)
4.今日一番のハイライト
 しかし結構ウネリが大きくて、その中で一際大きい波が足元近くまで上がってきました。まあここは足場もある程度高いし波をかぶることは無いでしょう。
 ところがかっぱさんの所はそうでもなかったようで、後から聞いた話では、後ろから這い上がってきた波で靴の中まで濡れたようです。彼はその後一日靴下なしで濡れた靴で絶え続けました。やっぱ冬はブーツがいいんじゃないかな?

 まあ私の釣り座は波の心配は・・・あら?海の中にロープがユラユラしてる・・・なんか見覚えのあるような・・・ガーン、水汲みバケツが流されてる(T_T) しかしあっという間にサラシに揉まれて見えなくなりました。
 さてとこれからバケツなしでどうやって水を汲もうか、まあバッカンが流されたわけじゃないからコマセはあるし、何とかなるさ。しかし痛いなぁ(-_-;)
 足元の汚れた水溜りで手を洗っておにぎり食べるのいやだなぁ、またかっぱさんに変な目で見られるわ(-_-;)
クチブト27cm

 まあバケツは無くても釣りは続けられるので、何とか頑張って続けました。いろいろ試行錯誤を繰り返した挙句、やっとパターンらしきものを掴んだのは満潮間近でした。後は魚が食ってくるのを待つだけです(-_-;)
 下げに入って暫くしたころやっと待望の当たりが来ました。これも浮きがヘロヘロっと沈んで行く感じだったんですが、一気に合わせ、今度は先手を取られないようにしっかりと誘導しましたわ。

 やっとパターンを掴んで、暫く後には竿に乗ってくる当たりでオナガが来ましたけど、だんだんサイズが小さくなってるし・・・(-_-;) でもそのすぐ後には少しサイズアップしてちょっと安心。

こんなのも・・・(海タナゴ)
 でもどうも連発にならず、ポツンポツン程度ですわ。まあこの時期釣れるだけマシですかね。その後は暫くキンギョとキタさんの海になってしまい、不毛の時間が流れていきました。
 潮が引くにつれてウネリも収まってきて、ふとワンドの中を見ると、ユラユラと揺れる細長い物体が。しかもその先には青い握りの付いた、明らかに私の水汲みバケツのロープ。おっ届く距離だ(^_^;)

 すかさず浮き下を詰めた仕掛けをそこに打ち込みました。いやね、うまくロープに針を掛けようという寸法なんですわ。
 以前ばらさんと行った城ヶ島でスカリが流された時にこの方法で回収したことがあるんですよ。しかーし、波でウネウネするロープに釣り針を引っ掛けるのはかなり高度の技ですよね。数度トライするも上手くいかなかったんですが、良く見るとどうもタモが届きそうな距離です。

 そこで水際まで降りていって、大波の来ないことを祈りながら(^_^;)タモを伸ばしてみると何とかギリギリ届きました。ただ水の抵抗もあるしなかなか寄って来なかったんですが、何度かトライするうちだんだん近づいてきてやっと回収に成功(^_^;) いやー人間忍耐が大事です。決して諦めない事が大事です(^_^;)

 いやいやこれが本日のハイライトですわ(T_T)
 その後28cmを追加したものの、私はこれまで。かっぱさんはあの場所(^_^;)で粘って、なんとオナガの33cmを上げました。いやー上出来です。

 一日頑張って釣りやって、さて帰ろうかと思うと、そこには断崖絶壁が・・・ああーこれを登らないと帰れないのか、ちょっと憂鬱(^_^;)
 またもや帰りもかっぱさんとにん2さんのサポートを受けながら何とか登りきりましたけど、いや疲れましたわ。
いろいろとお手数をおかけしましたm(_~_)m またよろしくお願いします(^_^;)


PS:
 ということで、私は暫く冬眠に入ります。春になったらまた付き合ってください。よろしくお願いしますm(_~_)m

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