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2005年4月16日(神奈川県・真鶴) −今年初メジナ−   写真あり
平成17年4月16日(土) 釣行データ 
釣行先 神奈川県真鶴半島
潮回り 小潮
干潮   2:17(121cm)
 16:12(45cm)
満潮   0:59(121cm)
  6:37(130cm)
*潮汐データは真鶴港のもの
気温 最高18度
 5m
波高 1m
釣果 クチブト29cmx2 結果
今年初メジナゲット(^O^)/
 28cm,27cm,20cm
チビメバル
当日使用の道具と餌等
6Kg x2袋 オキアミ


当日のタイドグラフと釣果時間


釣行記

 いやー暖かくなりました。もう4月ですもんねぇ、早いもんです。そろそろ潮温も上がってきて、15℃ラインが接岸したり離れたりという状況になってきました。こりゃそろそろ木っ端もお散歩を始める頃だろう。

 当初、三浦へノッコミ黒鯛狙いでもと思っていたんですが、どうも三浦からは良い話がまったく聞こえてきません。去年に続いて今年もノッコミ期は不調のようです。そこで結局真鶴へ行く事にしました。
 たまたま最近掲示板に尋ねてきてくださった”にん2(にんつー)さん”が、真鶴港や釜の口でコンスタントに釣果を稼いでいるという事で、同行させていただくことになりました。この”にん2さん”、本職は登山なんだそうですが、去年から磯釣りを始め、何でもそれ以来ずっと真鶴に皆勤賞だそうです。す、すごいです(^_^;)

 事前の天気予報では週末から来週の初めまではずーっと晴れ。これなら大丈夫だろうと”ばらさん”に連絡すると、”ばらさん”もスケジュールは大丈夫そうだとの事で16日の土曜日に釣行を決定しました。
 本当は釜の口へ入ってみたかったんですが、何でもあそこは崖下で、途中ロープで降りるところがあるとの事で、腰を痛めている”ばらさん”には少々キツイだろうと思い、真鶴港・日産マリーナ側で”にん2さん”におち合うことにしました。

1.天気は・・・
 事前の天気予報はずーっと晴れだったはずなのに、釣行を決定した途端に予報が崩れ始め、何と午後からは雨の予報になってしまいましたわ。いやー”ばらさん”の超能力はすごいですわ。釣行決定と同時に天気を崩すというすごい能力です。
ん?、”ばらさん”だよね?まさか私じゃないよね(^_^;)

 いや”ばらさん”の超能力は前回釣行でも実証されてますから。何しろ”ばらさん”が10km以内に近付くと急に風が強くなるんですわ。そりゃすごい能力です。きっと今回も”ばらさん”の超能力の性ですわ、絶対。

 前日の夕方になってまた予報が変わって、真鶴のピンポイント予報では、1日曇になりました。実はこの時”ばらさん”は密かに釣行断念を考えていたものと思われます。そのために予報が好転しだしたのではないかと考える次第です、はい。

 結局当日、雲は多いものの空は明るく、雨の心配はなさそうなんですけど、一応雨具を用意して万全の体制で出かけることにしました。
 まあいくら雨具を持って行っても強風になったら何にもならないんですけどね。ああー風よりは雨のほうがまだましだなぁ・・・(^_^;) 
2.真鶴港渋い(-_-;)
左「ミラクル」、右「制覇グレ」
 前日、配合剤を仕込みに藤沢のウキ屋さんに行って、ツリマンの新製品の「制覇グレ」と「ミラクル」を買ってきました。「制覇グレ」はペレットが混ぜてあり、かなり増量効果があるようで、しかも押し麦やその他にも固形の混ぜ物がしてあるので、メジナがあまり浮いてこない今の時期にはぴったりの配合剤です。
 ただ固形物が多く、沈降が早いので、この先暖かくなってメジナが浮いてくるようになる頃には逆に合わないかもしれません。

 当日、真鶴駅前の青木さんでオキアミ6kgを仕込み、いざ真鶴港へ向かいました。到着してみると堤防先端部には6〜7人入っており、テトラ側にも二人入っています。満員というほどではなく、竿を出すスペースは充分にあります。

 さて"にん2さん"はどの方かと携帯で呼び出してみると、すぐ目の前の方が携帯を取り出したので、ほほーこの方が"にん2さん"だとすぐに分かりましたわ(^_^;)
「おはようございます、コッパです。今、すぐ後ろに居ます」とか言って手を振りましたが、あんな近くで手を振ることは無かったかと反省してます(^_^;)

左”にん2さん”、右”あいさん”
 ”にん2さん”は”あいさん”とおっしゃる女性の方と一緒に来てらしたんですが、「どういうご関係ですか」と聞くのは止めときました。いやいろいろあると困るでしょ(^_^;)
 ご挨拶と共に状況を聞いてみましたが、どうもあまり芳しくは無いようです。夜明け前からやっていて木っ端が一枚だけだと言う事です。

 てっきり”にん2さん”が掛けたものかと思ったら、どうも”あいさん”が釣った奴らしいですわ。何かすごいなぁ、どんな人達なんだろ?

 私も早速準備を整え釣り始めました。今日は新調した2号のフロートラインを使ってみます。
 足元には小魚、たぶんメバルが居るんですけど、沖目ではまったくアタリがありません。ここでは船道がポイントという事で、遠投気味が良いという事なんですが、右からの風があることと、その影響か上潮が滑る二枚潮になっていて、フロートラインでは軽い仕掛けが落ちません。そこで近場を中心に攻める事にしました。

 はじめ中層を攻めていたんですが、軽い仕掛けにフロートラインでは風に流され仕掛けが落ちて行かないし、アタリもまったくありません。そこでラインをサスペンドに変え、同時に棒ウキに変えてベタ底を狙うことにしました。まあそれでも状況はまったく変わりませんでしたけど・・・(-_-;)
 あまりにアタリがないもんで、足元に居るチビメバル君を狙うと数投で掛かってきました・・・が、何かむなしい・・・(T_T)

 いやー真鶴港渋いわ(T_T) 
3.ところでばらさんは
 なんだか今日は雷注意報が出ているとかで、こりゃ”ばらさん”は来るわけないわ(-_-;)。だって夕べから腰が痛いだとか、起きられる自信が無いとか言って既にキャンセル体制だったんです。
 案の定10:01にメールが入り「今起きた、体がだるい、今日はパスする」との事、10時まで寝てりゃ体もだるくなりますわ(-_-;)

 ”ばらさん”が来ると言う事だったもんで、”にん2さん”にもお願いして、釜の口にも行かずに真鶴港で待ち合わせしてもらったのに、困ったもんです。
 まあいつもの事ですから私はぜんぜん平気です、今日は頼りになる同行者も居ますしね。それに逆に考えればこれで今日は風が強くなる事はないと言う事です(^_^;)

 いや冗談ちゃいまっせ、天気予報では雨だ雷だと言っていたのに、当日は一日良い天気でした。午前中は風が少し冷たかったものの、午後からは汗が吹き出るほどの好天になりましたわ。これはきっと”ばらさん効果”ですわ、いや絶対(^_^;)

判明!!  ばらさんが来ない時は天気が崩れる事は無い!
4.釜の口って
 真鶴港は状況が悪いし、”ばらさん”も来ないという事なので、午後からは釜の口に移動することになりました。といっても私は”にん2さん”の車に乗せてって貰うだけなんですけどね(^_^;)

最後の7〜8mはほぼ垂直な壁
 釜の口は崖下にあって、釣り場に出るまでにはその崖を下っていくのですが、最初は平坦な獣道を入っていくと、途中から急斜面になって、最後の7〜8mはほぼ垂直な岩場です。両手が開いていればさほど厳しいこともないのですが、バッグを担ぎ、竿ケースを持って、コマセの詰まったバッカンを持って降りるのは決死の覚悟が必要です。

 ”にん2さん”と”あいさん”は本職が登山だという事で、重い荷物を担いでひょいひょいと降りて行きますが、私はちょっと腰が引け気味です(^_^;)
 そんな私を気遣って”あいさん”が竿ケースを持ってくれましたわ、いやー面目ない。でも彼女の体力はたぶん私の1.5倍以上はあるんじゃないでしょうか(^_^;)

手前が”にん2さん”、奥が私
 最後の崖も何とか無事に乗り切り磯場に出てみると、結構人が入っています。本命場所といわれている中央の出っ張りにももちろん入っているので、我々は左の方へ進み、”にん2さん”がサラシの強いところ、私は一番奥の波の静かな所に場所を構えました。
 しかし”にん2さん”の場所は岩場が顔を出し、強めのウネリが大きなサラシを作っているのですが、岩が先のほうまで出ているので、そこで釣るのは少々根性が要りそうです。案の定”にん2さん”岩場に糸を取られ、高切れしてました。ウキの回収は失敗したようです。

 私のところは波は静かで、落ち着いてます。でも潮が濁っていてどのような地形なのか、深さがどのくらいなのかは見当がつきません。
 大体一ヒロくらいまでは見えるもののそれ以上深いところまでは見えないんですが、底が確認できないので深さは大体3ヒロ位だろうと勝手に決めました(^_^;)

 ハリスはRootsの1.25号2m、浮き下は2ヒロ半くらいにして、針から上1mの所に潮受けストッパーをセットします。針は棚グレ6号で、ガン玉は付けずに針の重さだけで落としていきます。
 ウキはグレーズの00号に若干の浮力加工をしたものをウキ止め無しの全誘導でセットし、黄色い浮きクッションを付けました。
4.今年初メジナ
 開始早々20cm程度の木っ端が掛かりました。約半年振りの木っ端の引きは楽しいですわ。こんなに小さくてもウキウキしちゃいます(^_^;)。こりゃ木っ端の入れパク状態かと思ったんですが、どうも後が続きません。

 潮は右から左にゆっくり流れ、やや左手から沖に払い出していきます。この払い出しの手前にコマセを打って、流れに乗せていくと、浮きクッションがウキから離れて、いい感じで沈んでいきます。潮受けストッパーが上手く効いているようです。しばらく流して回収してみると、餌がつぶれて戻ってきました。こりゃ居るわ、絶対居る。

久々の29cm
 次も同じコースで流していくと、また浮きクッションが浮きから離れだし、そのあと浮きがゆっくりシモリだしました。糸を張って聞いてみると一瞬根掛かりのような感触の後、ずずーっと走り出したのでゆっくり合わせを入れ寄せに掛かりましたが、木っ端君だと思っていたわりには良く引きます。
 引きはオナガのようなギュンギュンとしたものではなく、重量感のあるずっしりしたクチブト独特の引きです。どうやら30cmくらいはありそうなので、足元まで寄せて丁寧に(^_^;)タモで掬いました。

 29cm、いやーこのサイズを釣るのさえ久しぶりです。考えてみれば去年の6月の城ヶ島以来です。ずいぶん長い空白があったもんです(T_T)
 やっぱり魚は居るところに行かないと釣れないんですよね(^_^;)。当たり前の事ですけど、改めて実感しますわ。しばらくここに通おうかな、でもロープが鬼門だなぁ(-_-;)

 その後は、どうも気配はするものの連発しません。そのうちに流れが変わり、左から右への流れになり、潮も少し澄んできました。そこでようやく海底の状態が見えるようになってきたんですが、足元は急に落ち込んだ壁になってます。深さは干潮のこの時間帯で4.5m位。満潮時は竿一本くらいはあります。

上から28cm、27cm、29cm,29cm
 右にある岩から根が伸びていて、それが正面近くまで張り出しています。海底はよく確認は出来ないのですが、全体に白っぽく見えますので砂地が混ざっているようです。正面から左手はまったく確認できませんでした。

 そこで右から伸びる根の上を集中的に攻める事にしました。潮は右に行っていますので、正面に仕掛けを入れて、自然に根の上まで流していくと、結構はっきりしたアタリが出て28cm。
 その後はもやもやっとした浮きの動きに聞き合わせて27cmと追釣しましたが、だんだん小さくなっていきますわ(T_T)

 しかしその頃またもや流れが変わり、今度は右からおっつけて来るようになりました。そこで少し沖目に仕掛けを入れて、沖側から根の上を通すようにして29cmが来ましたが、その後はおっつける流れが強くなり、当たりもぱったりとなくなりました。
 そうそう足元の壁伝いに黒鯛の40cmクラスが泳いで行きましたよ。ゆっくりと左から来て、コマセに見向きもしないで右の方へ泳ぎ去って行きました。すぐ足元だったんでタモで掬えたかもしれませんわ。

 ”にん2さん”も私も釣りに没頭する方なんで、一緒に行ったにも関わらず、あまりお話が出来ませんでした。いや私はシャイなもんで初対面の方とはいつもこんな感じなんですけど、”にん2さん””あいさん”、失礼しました。次回はもう顔見知りですからゆっくりお茶でもすすりながらお話しましょう。

 なんと帰りは”あいさん”が、荷物運びを手伝ってくれ、おまけに駅まで送ってくれました。いやーもう何から何までお世話になっちゃって申し訳ないです。次回もよろしくお願いします・・・なんちゃって(^_^;)

 いやー釜の口、いい所でした。あのロープさえなけりゃ最高なんですがね。いやロープがあっても崖があっても”あいさん”がいれば大丈夫だわ(^_^;)

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