TOPページ  > MENUページ  > 40オーバーへの道  > 平成15年の記録  > 釣行記

2003年1月11日(神奈川県・真鶴) −2003年初釣り−
平成15年1月11日(土) 釣行データ 
釣行先 神奈川県真鶴半島・真鶴港
潮回り 小潮
干潮  3:37(84cm)
17:55(85cm)
満潮 10:30(158cm)
23:16(123cm)
*潮汐データは竹芝(東京)のもの
気温 最高10度
8mのち微風
波高 1m
釣果 クチブトメジナ 25cmX2 結果
コッパメジナ 23cm以下X10
メバル20cm、ベラ20cm
当日使用の道具と餌等
4Kg
x1.5袋
オキアミ
スーパーハード


当日のタイドグラフと釣果時間


釣行記

 さあ2003年もやっと初釣りに行ける事になりました。思えば去年の年末は何だかんだで釣行できず、結局11月23,24日のオチャメカップが納竿となってしまいました。

 例年初釣りは真鶴に出かけることにしています。今年も真鶴に行くことにしたんですが、去年ばらさんと波よけで入った磯崎周辺が気に入ってしまい、初釣りもそこにすることにしました。磯崎は真鶴港の北側にある小磯とゴロタ場、そして鈴島という離れ、それに真鶴港の堤防、湾内といろいろなスチュエーションが組み合わさっており、選択の余地が広く、混んでもどこかで竿を出すことができる場所です。ただし、潮通しはあまり良く無いので型は望めそうもありません。

 今回初釣りに行くに当たり、めじっこクラブの新入会員でまだお会いしていない方とご一緒できればと、和さん、attchiさん、まん平さんをお誘いし、またtumuziさんcoaraさん、つるぞうさんにもお声をかけ、ミニオフ会形式にすることができました。あっ、もちろんばらさんも一緒です(^_^;)

 ただattchiさんとは直前の連絡がとれず、残念なことになりました。前の連絡では仕事が忙しい様子で、「なんとか間に合わせて合流できるように頑張ります」との事だったんですが・・・。まあ次の機会の時にもお声を掛けますので、その時ご一緒しましょう。

 そういえば今回は、ちょっと太目の人魚さんのサイトにある人魚大明神にお参りをしてきました。「他の人はどうでも、私だけ大漁になりますように、なむなむ」。そしてお賽銭もたっぷりと・・・

 ※今回はデジカメを持参するのを忘れてしまい写真がありません、ご容赦ください。

1.天気は大丈夫か?
 一週間前の天気予報では晴れ。天気に特に問題はないようだ。だがしかし、まん平さんとつるぞうさんのコンビが揃う以上油断はできない。何しろこの二人、降水確率0%でも豪雨を降らせてしまうという前歴があるのだ。しかも2回も続けで・・・(-_-;)。

 この二人で雨乞いの儀式をすれば、日本から、いや世界から干ばつはなくなるのではないだろうか・・・。考え様によっては世界の救世主だ。だが、前回tumuziさんご夫婦と八幡野に行った時には雨が降らなかったようだ。ということは二人だけにしない限りは安全なのか?

 やはり前日の天気予報ではとうとう雪の予報が出てしまった。昨日までそんな事いってなかったのに・・・これもつるぞうさんまん平さんパワーか。
 しかし幸いな事に当日朝は明るい曇り空で、雨、雪の心配はなさそうだ。やはりtumuziさんご夫婦の効果が大きいのか・・・
2.まん平さんて・・・
 当日は、途中駅から乗ってくるまん平さんと一緒に行くことになった。何しろ初めてお会いするので、事前に電話で、乗る電車、乗る場所の打ち合わせをしたのだが、「電車に乗ったら大きな声で”まん平です”と叫びますからすぐ分かりますよ。大丈夫です。」との事。いやそれではまん平さんが大丈夫でも私の方が・・・(^_^;)

 なんとまん平さんは元お笑い芸人で、”俺たちヒョウキン族”で出張懺悔の牧師をしていた人だったのだ。私もめじっこクラブ関西支部の影響で、少しは現役素人お笑い軍団に鍛えられているが、元とはいえ本職のお笑い芸人さんだった人とお近づきになれるとは夢にも思っていなかった。

 さて電車は前から2両目とだけ打ち合わせてあった。同じ2両目でも乗ってくる場所が離れていると、大きな声で叫ばれてしまうので、まん平さんの乗る駅に着く前にメールで位置を連絡しておいた。おかげで無事に合流でき、大きな声で叫ばれないで済んだ。よかった・・・(^_^;)

 自己紹介もそこそこに、まずは三浦の秘密の場所”K”について聞いてみた。まん平さんが毎年正月に初釣りに行く場所だそうで、今年はオナガの30オーバーを上げてきたらしい。以前にもデカバンの黒鯛などを上げているらしいその場所に、私は非常に興味があったのだ。

 「へーあんなところでねぇ」それが第一声だ。あの辺の場所を知っている人だったら誰でもそう言うだろう。ところが秘密の場所というからにはそれなりの理由があるのだ。何でもまん平さんはそんな秘密の場所とか穴場をいくつも知っているらしい。ぜひお近づきになりたいと心からそう思った(^_^;)

 ところがいろいろと話をしていると、どうもなんかがおかしい。黒鯛の62cm?日本記録?誰の話してんだろ?まさかまん平さん?そうだったんです。ただの元お笑い芸人だと思ってたまん平さんは、平成2年4月に佐渡で62.3cmという当時の日本記録となる黒鯛を釣っていたすごいお方だったのだ。

 ひょぇー、今まで雨男だのなんだの失礼こきました。いやーどこか普通の人と違うなぁとは思っていたんですよ、いやほんと。だって降水確率0%なのに豪雨を呼んでしまったり、去年のオチャメカップでは参加表明した途端に太平洋上に台風が発生して、まっすぐに会場方向に向かってくると思ったら、参加できなくなったという連絡が入った途端に台風の進路が変わったり・・・

 いや凄い人ですわ。 
3.ところでばらさんは
 まあそんなまん平さんもメジナ釣りの経験は3年だそうで、経歴だけは私と変わりない・・・(^_^;)
真鶴駅に到着して、和さんに連絡してみると、何でも磯崎は正面からの風で釣り辛く、しかも先釣者が入っているとの事で、tumuziさんたちがやっている戎崎(えびすざき)のほうへ拉致されてしまったようだ。

 ところがなんでもコマセを流しちゃった(?)との事で、新しく買い直すために青木に向かっている途中だそうで、では青木で合流しましょうということにして我々も青木釣具店に向かった。

 青木釣具店で無事に和さんと合流し状況を聞いてみると、やはり正面からの風はきつく、かなり釣りづらいし、かなり人が入っていて、もういい場所がないとの事。やはり連休だと人出が早いな。
 さぁ我々はどうしよう・・・と考えても、ばらさんがまだ到着していないので、とりあえず磯崎に行って待っていなくてはいけないのだ。ばらさんは例によって社長出勤で、しかも携帯も持っていないのでこういう時に困る。

 まぁしょうがない、真鶴港内の様子を見ながらばらさんの来るのを待つ、ということにして磯崎に向かうことにした。そしてばらさんが来てから改めて作戦を練ることにした。
 和さんはそのまま戎崎に向かうということなので、真鶴港まで乗せていって頂けることになりました。和さん、初めてお会いしたのにあつかましい事をして申し訳ありませんでした。わざわざありがとうございました。

 ばらさん、携帯買ってください。
4.ほんじゃいってみっか
 磯崎は確かに正面からの風で、しかもかなり強く吹きつけている。それに磯場には先釣者のグループが入っており、テトラでしか竿を出せない状況だ。この風のなか無理してテトラでやるよりは、ばらさんが来るまで港内の静かな小堤防でのんびりしようということにして、早速準備に取り掛かる。

 ここは正面が船道になっている。しかもかなり大きな船が出入りするため、水深は相当あるはずだ。だが小潮でもあり、潮の動きが無く、いかにも釣れない場所の雰囲気ぷんぷん。でもまあばらさんが来るまでは覚悟を決めてここで勝負しないといけない。

 水深を計ってみると、足元で4m、5m先で5m、10m先で7〜8mとなかなか良いかけ上がりになっている。初めての場所でポイントも分からないので、とりあえず沈ませる仕掛けを作りタナを探ることから始めた。ハリスはグランドマックスの1.2号で浮き下を3ヒロ取り、自作遠投浮きの0号で浮き止めを付けずに全誘導にし、ハリスにG4をうっておく。

 そして開始して何投目か、仕掛けが立ち、浮きがシモリだしたが10cm程度シモったところから沈んでいかない。もう自作浮きだとこの辺の微調整がなかなか難しいなぁ・・・とか考えながら、糸を張ってみるとゴンゴンという生物反応。さらに引いてみるとグィーンと持ち込んだ。

 まさかこんな場所でと思っていたので、渋いアタリだったとは考えもしなかった。渋々の浮力調整でやっと拾えるくらいの微妙なアタリだった。いつものプカプカ仕掛けでは絶対に拾えなかったろう。
 この渋いアタリで拾ったのが25cm。おおーまさかこんな場所で25cmが出るとは思っても見なかった。これに気をよくしてこの場所でしばらく続けようと考えたのが間違いだったかなぁ・・・

 その後もやはり渋いアタリで何枚か追加したが、サイズは22cm程度と小さい。そうこうしているうちにばらさんも到着した。とりあえず25cmも出てることだし、ここで続けましょうということで、ばらさんにも準備してもらった。

 その後しばらくアタリが遠のいていた時、シモった仕掛けに張りをかけ、誘いを入れた瞬間、ゴーンと強い引き込みが来た。「でかい、でかい」思わず声が出た。誘いをかけていた時なので竿の角度は絶好の角度になっている。しばらく竿でためて、さて寄せにかかるか、と思った瞬間、すかっ・・・・

 自作浮きがぽかんと浮いて漂っている。なんてこった、ハリス切れか?でもグランドマックス1.2号が切れるほど無理してなかったよな、じゃ針はずれか?まいったなぁ・・・なんて考えながら糸を巻いていると、いつもよりリールが軽く巻けるような・・・。そういえば自作浮きがちっとも近づいてこない・・・。ガーン、最悪の結末、高切れだった。あの浮きはSICリングを仕込んで、気張って作った一番高級品だったのに・・・(T_T)

 何で道糸が先に切れるかなぁ。しかし恐るべき強度、グランドマックス1.2号・・・
5.夕マヅメ
 その騒動の後は、さっぱりで仕掛けを変えようが、沈ませようが浮かそうが、餌が残ったままで帰ってくる。まん平さんとばらさんは朝の時合いに釣果を上げられず、いまだノーフィッシュのままだ。

 ただまん平さんは、黒鯛の気配がすると途中から黒鯛狙いに切り替えて盛んにアタックしている。さすが黒鯛釣りでは凄みが出てくる。しかし、結果の出ないまま時間は過ぎていった。

 そんな状態のまま夕方近くなり、釣り人がぽつぽつと帰り始める時間になった。大堤防の先端も人がいなくなったので、私とまん平さんはそちらに移動することにした。私が先端の船道に向かい、まん平さんは堤防の内側に向かって釣り始めた。

 しばらくは、餌取りもいない状況だったが、そのうち”オレンジ色の憎い奴”、そうネンブツダイが押し寄せてきた。あちゃーしょうがないキンギョ釣りでもしとくか・・・(-_-;)

 しかーし、よく見るとキンギョの群れの下には黒い魚影が、おおーあれこそ木っ端君だ。キンギョの攻撃さえかわせれば木っ端がゲットできる。
 幸いキンギョは活性が低く、下の木っ端の方が釣れてくる。サイズは20cmから23cm程度だが、キンギョよりは千倍いい。

 しばらくすると沖のほうから、ライトグレーの魚が入ってきた、メジナだ。今までいた黒いものとは明らかに違うライトグレーにも見える一群が寄ってきた。
 そしてすぐに今までとは一味違う引きで25cmがきた。その後もぽこぽこっと上がったが、残念ながらサイズアップはなかった。まん平さんもこのころ何やらデカイのをかけたが、根に潜られてしまった。

 ここで釣れた魚は、そこで釣りをしていたご夫婦に差し上げたのだが、一番大きい奴は刺身でもいけるから血抜きをしておいた方がいいですよ、と言ったのだが、血抜きの方法が分からないという。そこでまん平さんが血抜きをしてあげていた。

 その時、まん平さんの竿がズズズズーと滑り出した。仕掛けにまん平さんの殺気が感じられなかったせいか、メジナが安心して餌を食べたようだ。そういえばさっきも電話をしている時にヒットしてたなぁ。この人きっと凄い殺気を出してるんだわ。さすが大物師は殺気も違うのか・・・

 まん平さんも夕マズメにようやくパタパタと上げて、何とかお土産も確保できたようだ。しかしばらさんはこっちへ移動して来なかったせいで、限りなくボ○ズに近い結果と終った。
 意地を張らずにこっちへきてれば良かったのに・・・

 今日はそこそこ数は出せたが、アタリは渋く、沈め探りでやっと結果を出すことができました。沈めていって張りを掛けたときのゴツゴツ、グィーンがたまらなく快感ですね。
 これからしばらくはこの釣法にのめり込みそうです。でも真鶴の地磯だと水深が浅いから、沈めると根がかりになっちゃうしな・・・
 やっぱり次もここに来ようかな。やはり冬場はある程度水深のあるところじゃないとだめだろうから、ここみたいに深いところがいいんだろうなぁ。

 あっいかん、次はまん平さんに秘密の場所に連れてってもらわないと。秘密の場所、三浦のK。ああー楽しみだ(^○^)


一つ前に表示したページへ     平成15年の選択へ     トップメニューへ