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ガン玉
ガン玉とは釣り用の小さいオモリのことです。狩猟用の銃弾(散弾)が元になっているようで、重さの単位もグラムではなく、B,2BとかG2,G3とか特殊な呼び方をします。下の表に重さの目安を示しましたが、メーカーによってもまちまちのようですので、参考程度にしてください。
浮きの浮力表示はこのガン玉の重さに従っています。浮力Bの浮きはBのガン玉を付けてもぎりぎり沈まないといった感じです。ただし、浮きの浮力は海水の温度や塩分濃度などの比重によって変動します。またどのようなハリスやより戻しを使うかによっても異なってきますので、目安として捕らえるくらいが良いと思います。
G8 |
G7 |
G6 |
G5 |
G4 |
G3 |
G2 |
G1 |
B |
2B |
3B |
4B |
5B |
6B |
1号 |
2号 |
0.06 |
0.09 |
0.12 |
0.17 |
0.20 |
0.25 |
0.35 |
0.45 |
0.55 |
0.85 |
1.00 |
1.30 |
1.65 |
1.90 |
3.75 |
5.63 |
より戻し
スイベルとかサルカンとも言います。いろいろなタイプがありますが、あまり大きなものは必要ありません。小・極小などで充分です。
スイベル自体にも重さがありますので、ガン玉との組み合わせでは注意が必要なものもあります。
水汲みバケツ、バッカン
コマセ(撒き餌)を作ったり、手を洗ったり、釣れた魚を一時的に入れておいたりするのに水汲みバケツが必要です。丸や四角がありますが、形がどうこうよりも、しっかりしたロープが付いているかどうかのほうが重要です。また防波堤など足場の高い所で水をくむ場合には、結構ロープが滑りますので、50cmおき位に結び目を作っておくと便利です。
バッカン(撒き餌バケツ)は36cmタイプや40cmタイプがありますが、36cmタイプを選べば問題ないと思います。肩掛けタイプ、手提げタイプなどがありますが、これは好みで選べばよいと思います。
バッカンは傷が付いたり、たたみ癖がついたり、また何よりコマセの匂いが移ったりしますので、案外だめになったりしやすいものです。使用後は真水で洗い、陰干しをしたり、傷や穴ができていないか良く確認してから仕舞います。
バッカンや水汲みバケツなどEPA(軟質プラスチック)でできたものに穴が空いてしまった場合には、シリコン系の接着剤で補修ができます。
柄杓、ブレンダー
撒き餌杓(柄杓)は、コマセを狙った場所に投入するするために必要です。柄の長さがある程度長めで、カップの小さめのものを選びます。一度に少量ずつ絶えずコマセを打つようにしますので、できるだけ軽量で握り部分の滑り止めがしっかりしたものが良いでしょう。
ブレンダーは、コマセカッターとかコマセクラッシャーとかともいいますが、凍ったオキアミブロックを崩したり、配合餌を混合したりしますので、金属製の丈夫なものを選びたいものです。またへらの部分の角度が変えられるものがありますのでそれを選んだ方が良いでしょう。
撒き餌杓やブレンダーは、バッカンに入れておきますが、ちょっとした拍子にすぐバッカンから落ちたり飛び出したりします。堤防などではこれで結構紛失したりしますので、専用の柄杓立てなどがあると便利です。しかしそれでも良く落としたりしますので、紐や伸縮性のロープなどでバッカンに結び付けておくことをお勧めします。
タモ網、スカリ
タモ網は、何も大きな魚がかかった時にだけ使用するというわけではありません。撒き餌杓やその他、帽子や小物などを落とした時に回収するためにも必要です。そのため、釣り場に着いたら先ず最初にタモ網を用意しておき、仕舞う時も一番最後に片付けるという癖をつけたほうがいいと思います。これで落し物などで大事な道具を紛失することがずいぶん防げます。
柄の長さは、5m程度あれば十分なのですが、堤防などでは5mでは届かないような場所もあります。まあその時はその時で諦めましょうか・・・(^_^;)
また魚が釣れたときに使用する場合、片手で保持しないといけませんので、軽いに越したことはありません。また柄も固めで曲がりの少ないものがいいのですが、それらの条件を備えたものは非常に高価ですので、とりあえずバーゲンなどで5.3m位のが出ていればそれを購入してはどうでしょうか。
スカリは特に必要というわけではありません。釣れた魚はとりあえず水汲みバケツに入れておけばいいのですが、長時間になると酸素不足で死なせてしまいますので、リリースするか、スカリに入れて保管するかにしたほうがいいです。
ただ真鶴の磯場では、すぐ足元に大きなウツボがおり、これがスカリに入った獲物を狙ってやってきます。ウツボにやられると、スカリの網がぼろぼろにされてしまいますので、スカリはウツボの来ないタイドプール(水溜り)に入れておいたほうがいいですよ。
その他の小物
さしあたって必要なものといえば、あとはハサミと針はずし位ですかね。ハサミは糸を切るほか撒き餌の配合剤などの袋を切ったり、出番が結構あります。
針はずしは市販のものでいいんですが、初心者の場合針を外そうとしてジタバタしているうちに、魚がドンドン弱ってしまいますので、針を飲んでいた場合は糸を切って素早く放してやるほうが魚のためです。
針が付いたままリリースするのはちょっと残酷のようですが、ある権威ある釣り雑誌によると、無理に針を外そうとしたものより生存率は高くなるようです。できるだけ糸が短くなるように、口の近くで切って放してあげてください。
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