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どうやって釣るんだ?

 いよいよ釣り場に行ってみましょう。真鶴あたりで初心者の方でも安全なのは、半島の北側(東側)に位置する真鶴港、そして南側(西側)に位置する福浦港などです。どちらの港も堤防の外側がテトラになっていますので、そこは避け、内側の足場の良い所で釣りをしてください。

 半島全体でいくつかの釣りポイントがありますが、初心者の方が安全に釣りをできるのは漁港ぐらいです。磯場は足場が高かったり、足場の良い所は浅すぎたりで、絶好のポイントはなかなか少ないものです。そしてそんな絶好のポイントはすぐにいっぱいになって入れなかったりします。
 どんな釣り場があるのかは、アルバム釣行記で見てください。ただ釣り場は独特な名前で呼ばれていたりしますので、一般の地図にその呼び名で記載されているとは限りません。釣り場専門の地図などがありますからそれで確認してください。



 真鶴では、線路沿いに「青木釣具店」さんがあります。餌やコマセなどはここで購入できます。また駅前には数店のコンビニがありますので、食料なども駅前で揃えておきましょう。釣り場付近にはお店がありませんから、くれぐれも駅前で調達しておくのをお忘れなく。

 さて釣り餌屋さんでどのようなものを買えばいいのでしょう。


 木っ端釣りでの餌はオキアミというエビに似た餌を使います。ゴカイとかイソメなどの虫餌も使えますが、オキアミなら女性や子供でも平気で触れます。しかも冷凍されたものですから生き物が苦手な人でも先ず大丈夫でしょう。

 パック入りで400〜500円位で買えます。これが1パックで一日分くらいでしょうか、でも暖かい餌取りの多いシーズンなどでは1パックで足りなくなる事もあります。密封パックで冷凍されたものが売られていますので、余分に買っても開封さえしなければ、持って帰って冷蔵庫で保存できます。ただし一度開封したものは保存できませんので、コマセなどに混ぜて使いきって下さい。

 餌屋さんでは「付け餌用のオキアミ」と言って購入してください。店によってはその店特製の自慢の付け餌を扱っているお店もあります。それでもいいのですが、ちょっとお高くなりますから、極普通のパック入りのものを指定してください。
撒き餌
 撒き餌にもオキアミを使います。ただし、冷凍されて1kgとか3kgの塊になっていますから、コマセブレンダーなどで崩して使うことになります。もしコマセブレンダーがないと凍ったままでは手も足も出ません。日向に出して解けるのを待つしかありません。

 お店によっては解凍したものを置いてある店もあります。お店の人に解凍したものがあるか聞いてみてもいいでしょう。またお店に事前に連絡しておけば、解凍しておいてくれます。ただしドタキャンはお店に迷惑になりますから気をつけてください。

 木っ端釣りでは一日で3kg程使用します。本当はもっと使用したいのですが、持っていくのに重くなりますし、お金を余計にかけたからといって必ず釣れるというものでもありません。とりあえず3kgでやってみましょう。それで次回から増やすかどうかを検討するくらいでいいと思います。

 値段はお店によって違うんですが、3kgで600円くらいから、店によっては1300円くらいするところもあります。ではどの店がいいかと言うことは、私の釣行記にヒントがありますので、そちらを参考にしてください。

 またオキアミではなく、アミエビを使うこともできます。こちらはオキアミよりも小さいエビに似たプランクトンを冷凍したものです。アミエビも冷凍されたブロックで売られていますので、使用するためにはコマセブレンダーが必要になります。しかし針に付ける餌がオキアミですから、撒き餌もオキアミがいいと思います。
配合餌
 撒き餌には配合剤を混ぜて使います。いろいろなメーカーからいろいろな種類が出ていますので、選択に迷う所です。ポイントとして、遠投用のものが使いやすいです。遠投用のものはオキアミがまとまりやすく、少々向かい風があっても撒き餌を撒くことができます。
 また木っ端釣りの場合は比重の軽いものを選んだ方が正解です。一般にクロダイ用の配合剤は比重が重いものが多いので、メジナ用の比重の軽いものもを選びます。

 まあさしあたってメジナ用の配合剤であれば、どれでもいいか・・・(^_^;)。一度使ってみて使い難ければ次回はもっと遠投用のものにしてみようとか、いろいろ使い比べてみるのもいいかも知れません。
 
コマセ(撒き餌)の作り方
  コマセ(撒き餌)は配合剤とオキアミを混ぜて作ります。当然のことながら凍ったままのオキアミには混ぜられませんから、先ずオキアミをコマセブレンダーで砕くところから始めます。暖かいシーズンはすぐ解けますが、寒いシーズンでは先ず解けることはありませんから、お店で解凍済みのものを購入するようにしましょう。

 凍ったままのオキアミを早く溶かすには、海水に浸けておくと比較的短時間で解け始めます。ですが、時間がもったいないですから、バッカンにオキアミを入れ、海水を少し入れて、溶かしながらコマセブレンダーで角のほうから砕いていきます。この時に海水を入れすぎると後でコマセがベチャベチャになってしまいますから、あまり入れ過ぎないようにします。

 何も最初から全部砕く必要はありません。むしろ全部砕いてしまわない方が正解です。コマセを一度に仕上げようとすると水加減によってベチャベチャになったり、パサパサになったりして後で苦労しますので、最初は1/3から1/2位を目処に砕きます。そして砕いた部分に配合剤を混ぜます。

 オキアミを1/3砕いたら、配合剤も袋の1/3程を目処に入れ、ブレンダーでよく混ぜ合わせます。オキアミが凍っていて、手も足も出ない場合がありますが、その時には溶け出すまでの間、配合剤だけを溶かしてもかまいません。とにかく最初に撒く分だけを作ってしまいます。

 水加減は意外と難しく、最初は何度か失敗するかもしれません。コマセ柄杓ですくって投げた時に、ばらばらに散らばらないで、ある程度固まって飛んでいくくらいがちょうど良い堅さです。あまりパラパラするようなら海水を追加し、逆にベチャベチャしているようなら配合剤を追加して、ちょうど投げやすい堅さに調整します。

 また凍ったオキアミを残してある場合、それが解けて水が出てきます。そのためにだんだんベチャベチャになっていきますから、適宜配合剤を追加して、こまめに堅さの調整をするようにしましょう。
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