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2002年11月23,24日(兵庫県・垂水一文字) −オチャメカップ2002−  写真あり
釣行データ 
釣行先 兵庫県・垂水一文字
潮回り 中潮
干潮 03:01(−10.0cm)
15:19(91.7cm)
満潮 12:30(106.1cm)
1926(1116.7cm)
*23日のデータ
天候 晴れ 18度(11月とは思えん)
北東の風1m〜2m
波高 1.5m〜2m(大ウネリ)
釣果 グレ26cmx1、24cmx2、 結果 大会は  私個人の結果は
23cmx1、22cmx1
メバル18cmx1

当日使用の道具と餌等
3Kg x1袋

当日のタイドグラフと釣果時間



釣行記

 今年も「オチャメカップ」に行ってきました。去年は出張に合わせたんで、夜の懇親会と表彰式にしか参加できなかったんですけど、今年は一選手として参加できることになり、喜び勇んで出かけることとなりました。
 幸いなことに会場となる兵庫県垂水一文字では、少し前からグレの喰いが活発で、非常に期待のもてる状況となっていました。地元のヤスさん、おさるさんには視察を兼ねて再三出かけていただき、その都度なかなか良い釣果を上げており、いやがおうにも期待が膨らみます。

 しかし大会一週間前にはつるぞうさん、まん平さんの参加が決まり、その途端に天気予報が雨になったのは単なる偶然でしょうか・・・。さらになんと太平洋上はるか沖合いには、季節はずれの台風まで発生してしまうという事態となりました。
 それなのに、まん平さんが突然の仕事でリタイヤとなってしまったその後は、なぜか天気予報がどんどん好転してしまったというのは、これはもはや偶然という単純な言葉では説明のできない不可思議な現象です。

 天気予報では、23,24両日とも好天に恵まれるといってますが、いやまだ油断はできません。何故ならつるぞうさんがいるからなんです。つるぞうさんのミラクルは私も身をもって経験しているだけに、どんなに天気予報が晴れと言っていても、絶対に雨具を持っていく必要があります。

 まあ最初から雨だと覚悟しておけば、それはそれで何とか我慢できますからねぇ。さてさてどうなりますか・・・


1.作戦は半年前から始まっていた
  やっと待ちに待ったオチャメカップの開催日になった。この日のための下工作は、それはそれは緻密に練り上げられた、まさに血の滲むような努力の連続であった。まず一番の問題は山の神をどう解き伏せるかというもので、この人、真鶴に釣りに行くだけでも文句を言うのだから、神戸に行くなんて言ったらどんなことになるか分からない。そこで「絶対行くぞ作戦」はすでに半年前から始まっていた。

 今年の春先、何気なく「ねぇ、マイレージが溜まってて、今年中に使わないとなくなっちゃうんだ」という話をしておき、後日「なぁ、マイレージあるから○○さんと韓国でも行ってくれば?韓国までならマイレージ使えるよ」と言っておいた。まあこの人絶対に旅行なんか行く人じゃないから、そこには確かな勝算があったのだ。

 そして事あるごとに「韓国でも行ってきなよ、飛行機タダだよ」と言い続けて数ヶ月、とうとう「○○さんといっしょに行くって言っても、私だけタダというわけにはいかないでしょ」というところまでたどり着いた、あと一押しだ、いや押してはいけない、ここで無理に押してその気になられては困る。ここでさっとその話題を切り出すのを止め、そのまま数ヶ月が経過するのをじっと身を潜めて待つことにした。

 10月、ここまでくれば年内の旅行なんて準備が間に合いっこない。折しもヤスさんから"オチャメカップ2002"の計画が発表され、日程が本決まりになり、いよいよ作戦の最終段階を迎える時がきた。
 最終段階では失敗は絶対に許されない。タイミングがすべての一発勝負だ。そしてその時は突然やってきた。いつになく山の神の機嫌が良いという、めったにない幸運が訪れたのだ。千載一遇のチャンス!!しかし、清水の舞台から飛び降りるような覚悟を持って切り出した。

 私「なぁ、11月の23,24でヤスさんの家に行ってきてもいい?」 山の神「行ってくれば」 私「・・・?」
何だ?いったいどうしたというんだ?何が何だか分からないが、とにかく作戦成功。いやー努力はするもんですなぁ(^_^;)

 しかしまだ一ヶ月もある。作戦成功といっても、これはまだ第一段階に過ぎない。前言撤回、朝令暮改に何の罪悪感も理不尽も感じない我山の神には、決定とか言う言葉は一切存在しない。

 それからというもの、先に既成事実を作ってしまえば何とかなるはずだと、一ヶ月も前から飛行機の予約を完了し、「ヤスさんの家へのお土産は何がいいかなぁ」とかの話題を持ちかけ、行くということが決定事項であることを徹底的に強調し、緊張しながらの毎日であった。
2.荷物が多い(-_-;)
 何とか大会一週間前には、行くということが山の神の中でも決定事項として根付いてきたようで、「持っていくお土産私が買ってこようか」とか言い出すまでになってきた。努力はするもんですなぁ。
 ところがどうも、山の神は山の神で、一人でせーせーできるという魂胆があったようだ。私が居なければ、休日の日課となっている食料品の買い出しも、正々堂々とサボることができるかららしい。

 まあ理由はどうあれ、気持ちよく行かせてもらえることが一番嬉しい。ただし、後の見返りの要求には十分な対策を講じておく必要があるだろう・・・(-_-;)

 一週間前の土曜日、荷物のパッキングをしてみた。釣り道具はいつも真鶴へ行くのと同じだから、別にどうということはないのだが、防寒具や雨具(必須)、着替えなどを詰め込むとバッグ一つにはとても納まらない。
 バッグ二つに竿ケースを持ってでは、とてもじゃないが移動が困難だ。しょうがないので釣り道具だけは先にヤスさんのお宅に送らせて頂く事にした。

 それに帰りも宅急便で送っちゃえば、行き帰りは楽チンだ。でもまあ宅急便の高いこと、バッグ一つと竿ケースで¥2,700円も取られた。いくら往復の飛行機がタダだといっても荷物の送付に往復¥5,000も掛かるのか・・・。来年はちょっと考えないとなぁ。
3.いよいよ出発だ
 出発直前の一週間は、伊丹から垂水への経路検索で忙しかった。垂水の渡船乗り場前に10:30までに到着し、11時の渡船に乗るためだ。飛行機が定時に到着すれば別に問題はないのだが、もし遅れた場合を想定して最短時間で到着できるケースや、高速バスが渋滞で時間がかかりそうなケースなど4パターンのルートを設定し、何度もシュミレーションを繰り返した。

 まあこのシュミレーションには一週間丸々かかりましたわ。その間は仕事なんてしてる暇がありません(うそやでぇ)
 まあこれだけ入念にシュミレーションをしといたもので、当日の移動では楽でした。「バス乗り場は15番、余裕は7分」とかほとんど丸暗記しましたわ。

 ところが重大な問題が発生した。出発前日に会社の宴会が入ってしまったのだ。しかも開始が19:00で終了が22:00。これじゃ家に着くのは12時過ぎだ。朝4:30には起きないといけないのにきついきつい。
 でも会社の恒例の宴会で、会費はタダなもんで行かない訳にはいかない。しかも原宿南国酒家迎賓館での中華料理コース、こりゃ絶対に外せない。

 おかげで朝の眠いこと・・・。でも何とか遅れることなく家を出ることができた。さあ行くぞ垂水!!

 羽田には余裕を持って着くようにしておいたので、朝食をとったり、お昼のお弁当を調達したりすることができた。待合室で出発ゲートの先を見てみると、そこにはなんとピカチュウジャンボが止まっていた。およよ、これに乗って行くんかい。思わず記念写真・・・(~_~;)
 ピカチュウジャンボは搭乗する小さい子には、ピカチュウグッズのプレゼントがあるらしい。大人にはないんかい(-_-;)

 伊丹にはほぼ時間通りに到着した。これはパターン1で行けそうだ。ただし、パターン1を採用するためにはバス乗り場までダッシュが必要だ。乗り場は15番、出口を出て右へ20mで乗車券発券機、その先30mに15番乗り場。これはすでに暗記ずみである、ふっふっふ。
 ちなみにパターン1では、伊丹から三ノ宮までリムジンで一直線というコースだ。だがヤスさんからの事前の情報で、阪神高速神戸線は事故渋滞が多いらしく、特に雨が降ると多いということだ。そこでバスの運転手に道路状況を確認すると今日はスムーズに流れているとのことで、パターン1で行くことにする。

 順調のうちに三ノ宮に到着し、JRに乗り換えて、と思ったらバス停から駅が見えない。しまった三ノ宮の地図確認しとくの忘れた。まあここは勘に頼って地下道に入ってみる。ピンポーン!(^^)!正解正解。なんと言うことなく10:18に垂水着。予定通り!!すばらしい(^o^)丿
4.これが垂水の激流だ
 垂水駅からまるは釣具店の前へ向かう途中、どうも見覚えのある人に出会った。多分広島から来たまるささんだと思うんだけど、関西は関東に比べて治安が悪いという、もし間違えて因縁つけられると困るから黙ってよう。
 そしてまるは釣具の前で待っていると、さっきの人も来た。そしておもむろに「めじっこクラブ」のワッペンの付いた帽子をかぶったので、まるささんと確信して声をかけてみた。まるささんは釣り雑誌に「かぶせ釣り」の名人として紹介されていて、その記事を見ていたので顔だけは知っていたのだ。

 いやいや、今日は初めてかぶせ釣りというやつを見せていただきますわ。よろしくお願いします。しかし凄い重そうな荷物を持っている。聞いてみると一日分のコマセ用の牡蠣が20kg入っているそうだ。明日の分は駅のコインロッカーに仕舞ってきたようだ。しょえー2日分だと40kgですか(@_@)、それを持ってきたんですか、私も荷物を手で持って来るべきだったかなぁ・・・

 じきにヤスさんが来てくれ、お宅に送っておいた釣り道具を車から出してもらい、3人でいそいそと渡船乗り場へと向かった。そこから見る垂一は目と鼻の先で泳いでも行けそうだ。あっ、これ去年も言ったっけ・・・(^_^;)
 しかし流れが凄い、川のように流れている。これが垂水の激流だ。これだから泳いで行けないのか(違うと思うけど・・・)

 渡船はなんと1分で到着。これで¥1,800はちょっとボッてると思うのは私だけか?他のメンバーは既に6時の一番船で来ており、みなそこそこ釣り上げているようだ。

 とりあえず皆さんにご挨拶。おさるさんご無沙汰です、相変わらず大きいなぁ。いよっつるどん天気がいいね、今のうちは。ケプちんご無沙汰、相変わらず○○てますなぁ。

 とその側にはなんとあの有名な”むつごろうさん”が・・・、あっ、初めましてtumuziさん(^_^;)m(_~_)m。いつも写真で拝見するベストを着てるんですぐに分かりましたよ。
 こりゃこりゃcoaraさん、初めまして。聞いてた話と違って意外と華奢ですねぇ。もっと筋肉もりもりのマッスル○○さんかと思ってました(^_^;)m(_~_)m あーいやいやお若い(取って付けた様に言っても手遅れか・・・)
 おおーオチャメ師匠、去年より一層○○てますなぁ(^○^)。ケプさんと区別がつかんで(^_^;)。これはこれはパンチさん初めまして、いつもオチャメさんにお世話になってます。ちょっと怖いですけどよろしくお願いします。

 よっしゃー釣るぞ。おさるさんにはわざわざ場所を譲って頂いてすいませんでした。しっかしまあ凄い流れやなぁ、でもこの場所は堤防がへの字になったところの潮下で、ちょうど潮がよれて反転流が巻き込んでいる。
 なるほどここなら激流の中でもコマセも溜まるし、浮きも落ち着いて流せるわけだ。しかしこの一角だけやね、釣りになるのは。この場所を確保するために渡船を降りてみんなでダッシュをしてきたそうだ。ほんとこの場所以外は釣りにならんで。
5.嵐を呼ぶ男、つるどん
  仕掛けを投入するとよれた潮に呑まれて浮きがすーっと沈みこんでいく、こういう沈み込む所でないと当たりが出ないそうだ。普段真鶴でやっているような浮きプカプカ作戦は通用しないのだという。浮きが沈みこんでどこに行ったか分からないと思っていると、とんでもないところにポカっと浮いてくる、こりゃ面白い。

 そんなことをしてるうちに、突然つるぞうさんが何かをかけた。相手は左に猛烈に走っていく。ははー本命のボラをかけたようだ。さすがつるぞうさん、本命は逃さない。しかしなかなか浮いてこないなあ、かなり下に突っ込んでるようだから、どうやらボラではないようだ、関東ならアイゴかサンノジという線が強いが、竿を叩いてないし、関西だし、それはないか・・・。それならデカいイズスミか?嫌でもグレとは認めない・・・(^_^;)

 かなりの長い時間寄せては返されを繰り返し、やっと浮きが見えてきたがまだ魚体は確認できない。さらにまた長い時間がたってやっと魚体が見えてきた。白いぞ!!やっぱりイズスミか(^_^;)。いや細長い、デカイ。
 やっとのことでタモに納まったそいつはなんと63cmもある立派なワカシ・・・ちゃうちゃうワラサや。こりゃすげーや、こんなのまで居るんかい。それにしてもよくハリス1.5号でもったなぁ。立派立派。

 よっしゃ私も頑張るか。といってもなかなか当たりが来ない。どうもワラサ騒ぎでグレを蹴散らしてしまったようだ。つるぞうさん、珍しく天気がいいと思ったらこれですか・・・(-_-;)

 でもしばらくして、沈み込んだ仕掛けからガツガツガツという当たりが竿に来た。すぐにグィーンと乗ってきたが、サイズはそんなでもないみたい。やり取りの間もなく上がってきたのは真鶴サイズと大して変わらん22cm。でも垂水の初物なのでとりあえずキープしてと(^_^;)

 その後もあまり活性が上がらないまま、激流がだんだん緩みかけてきたとき、再びガツガツガツ、グィーンで本日2発目、これも大して抵抗せずすんなり上がってきた23cm。若干サイズアップしたもののこれも真鶴サイズだ。もうちょっとなんとかならんかなぁ・・・
6.凄いぞかぶせ釣り
 そういえば、も一つ凄いのを見られましたわ、まるささんの牡蠣かぶせ釣り。何が凄いって当たりの連続!!しかも道糸・ハリスともに4号がぶちぶち切られてて、何とか取れたのは40クラスが4枚。それ以上デカイのはみんな切られてた。10回以上は切られてただろう。

 まるささん初日に相当悔しい思いをしたらしく、その日のうちに道糸6号、ハリス5号を買ってましたわ。そして明けて翌日にはとうとう60cmのでかいコブダイを上げました。でも昨日はもっとデカイのが来たと言ってたから70cmクラスだったんだろう。

 まるささん自身6号の道糸なんて使うのは初めてだそうで、こんな太い糸が筏竿のガイドを通るのか?と心配してましたが、何とかなったみたいですね。

 牡蠣をハンマーで潰しながらぽろぽろ撒いて、付け餌も同じく牡蠣。殻をつけたままで針に付けてます。そして徐に足元に投げ入れて、底立ちを取って糸を張ってると、コツンと竿先に小さな当たりがあり、そのとたんビシッと合わせ、竿を上げながら立ち上がり、猛烈な勢いでリールを巻き始める。

 少しでも早く底を切る必要があるみたいですね。その後のやり取りも2m程度の筏竿が、まさに手元から強烈に曲がって、ドラグがジージー鳴りながらも必死に耐えて、ちょっとでも魚がこちらを向いた瞬間にものすごい勢いで糸を巻き取ります。

 いやー凄い釣りです。実に面白そうでしたわ。
7.自慢の一品「サイズ自動選別スカリ」
二日目の釣果と「サイズ自動選別スカリ
 さて、私のほうはというと、潮もすっかり止まり静かになったなぁと思うころには当たりもなくなり、今日はここまでかなぁとか考えていた。いや午後からは今度は潮が逆に流れ出すからだ。このポイントだと逆に流れ出すとどうにもならない。

 そうだ、スカリに入れといた22cm、23cmはそろそろ自動選別されてリリースしてあるころだろう。いや何のことかというと、真鶴では釣れた獲物をスカリに入れて置いておくと、ウツボが来てスカリをぼろぼろにしていくんですわ。何度補修しても穴を空けられちゃうもんで、面倒くさくなって補修もしなくなってたんです。

 その穴から獲物が逃げていくんですが、上手い事に25cm以上は引っかかって出られないんですわ。そこで名づけた名前が「サイズ自動選別スカリ」これ自慢の一品です。この日も22cm、23cmは見事に脱出してました。つまり成果なしということですわ(^_^;)

 そういえばここ最近、このスカリから脱出できないようなやつに出会ったことないなぁ・・・(T_T)
8.なんやオセンかいな
 結局潮が変わってからは皆当たりを取れず、苦戦していた。そりゃそうだ、潮上に仕掛けを入れてもすぐに流されちゃって、その間わずか十数秒。これじゃ仕掛けのなじむ間もないし、コマセを打ってもあっという間にどっかに飛んでいってしまう。

 堤防の反対側を覗きに行ってみると、そこには一面にテトラが入れられており、ほぼ等間隔に釣り人が入っている。そして釣り人の竿下には小魚が真っ黒になるほど寄っている。小魚が真っ黒?おっ木っ端か?こりゃ木っ端スペシャリストの血が騒ぐなぁ、テトラに入れる隙間はないもんか?

 潮が飛び始めたためか、そろそろ帰り支度をしている人を見つけ、その後に入ってやってみることにした。こっちも潮が早い、あたりまえか・・・(^_^;)
 でもここは小魚が寄っていない。まあそのうち寄ってくるだろうと、うんと潮上にコマセを投げ入れて、これまたうんと潮上に仕掛けを投げ込んで、それでも目の前を通過するまでおよそ5秒、そして隣の人の前まで流れていくのに5秒。一流し10秒かい(@_@)

 それでも木っ端が湧いてくることを信じて、何投かしているうちに、来ました来ました黒い小魚。コマセを打つとそれといっしょにゾワゾワゾワっと流れていきます。コマセを打つたびにゾワゾワゾワ。またもやゾワゾワゾワ。でもいっこうに当たりが出ません。うーん、木っ端スペシャリストとしてちょっと自信を失いかけたころには一面例の小魚で真っ黒状態。

 なんじゃこいつらオセン(スズメダイ)やないかい(-_-;)

 ばかばかしくなってそこで中止。まあいい明日に望みをかけよう。今日つるぞうさんの入った場所には、私とtumuziさん、coaraさんを優先で入れてくれるそうだ。外道ではなく本命で勝負しよう、あっ私の本命はボラではないです、アイゴでもないです。そりゃ禿げてますがハゲでもないです(ほっといてんか(-_-;))
7.さあ親睦会だ
 そんなこんなで日も暮れはじめ、めぼしい釣果もないまま17時の渡船の時間になりました。ちょっと心残りではありますけど、まあ明日もあることだし、明日はいい場所には入れるということだし・・・

 ああむなしく日は暮れていく・・・。しかし綺麗な夕日だこと。いや心が洗われますなぁ。今日も何匹かの魚の命を救って上げた。みんな元気に生きてるかなぁ。釣り師なのに動物愛護の精神が強すぎるというのも困ったもんですなぁ。(^_^;)

 さて親睦会・表彰式は垂水駅前の白木屋で行われた。白木屋といえばあんた関東でもメジャーで、私も何度か行ったことがありますわ。関西では独特なメニューとか出てくるんかな?と思ったけど大して変わらん様だ。

 そこへなんとどっかで見たことがあるような美しい女性が現れたではないか、この人はたしかヒナさんや。びっくりやなぁ、来るなんて聞いてないで。なんでも風邪引いてて釣りはできんけど、親睦会だけのためにわざわざ京都から出てきたというこっちゃ。おうおうひっさしぶりぶりやなぁ、わざわざすんませんなぁ。

 これで総勢12名やね。いやいや立派な大会になったやないかいな。ヤスちん、おさるちん、お疲れ様でした。

 親睦会に引き続いて各賞の表彰式。賞品は各自持ち寄りなんやけど、結構すんごい賞品やで。で、優勝はケプはん。見事30cmを上げました。準優勝はtumuziはん。
 そして3位につるぞうはん、大物賞はつるぞうはん、コッパ賞の抽選はつるぞうはん・・・なんやつるぞうはんばっかりやないかい(-_-;)

 まあええがな、雨降らさんかっただけ良かったわ。そんで盛大な親睦会が終了し、むなしく夜はふけていく・・・(-_-;)

 さてその後は、宿泊組はみんなで大山寺なでしこの湯ということろで入浴タイム。ここは公設の温泉らしく、昔は終了時間も早く、値段も高かったということやけど、今は結構遅くまでやってるらしいわ。
 外見も内装も綺麗で、なかなか豪華な雰囲気やね。これで¥600だったら納得できるわ。サウナもあるし、打たせ湯みたいなのもあるし、ジャグジーっぽい泡ぶくぶくもあるし、いやー疲れが一気に吹っ飛ぶわ。ありがたやありがたや・・・

 そやけどここでも一つ失敗したわ。今まで出張が多くていろいろなホテルに泊まる機会があったんやけど、そのたびにそこに置いてあるアメニティーグッズちゅうんか?石鹸やらシャンプーやらを記念に全部持って帰ってきてたんや。
 そのうちの一つに体洗い用の携帯タオルちゅうのがあってな、それを持って行ったんだわ。私の想像では水に漬けるとモコモコモコと膨らんで立派なタオルになると思ってて、こりゃ良いや2〜3個持ってってみんなにも貸したろう、と思ってたんやわ。
 ところがどっこい、袋開けて水に漬けてもぜんぜんモコモコモコとならへんやんか、幅10cm長さ1mのただのザラザラした不織布やで、こんなんじゃ上がってから体拭けへんやないか、なんやこれ(-_-;)

 まあ確かに「体洗い用」やわな、「体拭き用」とは書いてないわ、確かにな。おかげで体乾かすの苦労したで、これからは一度使って確かめてから持ってくるようにせんとな・・・(-_-;)。まあ温泉が気持ちよかったからええわ、水に流したるわ。
9.ヤスさん、お世話になります
 そしてその後いよいよ今夜の宿泊地、ヤスはん宅にお邪魔することになったんやけど、いやー立派なお宅やね。カーポートも2台分や。ちゃんと2台入ってるで、荷物とかが積んであるんとちゃうで、すっごいなぁ、聞きしに勝るブルジョワや。

 奥様がまたお上品な方で、こんな夜遅くにしかもこんな大人数で押しかけてきたのに、嫌な顔一つせずに暖かく迎えてくれて、ほんとによくできた奥様ですわ。どっかのおかぁちゃんとは大違いやなぁ。ちっとは見習ってほしいわ。まぁそれも無理っちゅうもんやけどな(-_-;)

 お子さんたちも利発そうで可愛いわ。挨拶もしっかりできたしな。でも俊介君はグレの釣り方教えてくれへんかったなぁ、約束してたのになぁ。
 でもその代わり有希子ちゃんと二人で家の中全部案内してくれたわな、隅から隅までな。お母さんが見てたらびっくりするでぇ(^_^;)

 その後は、夜も遅いというのに子供らも一緒にいろいろな話をさしてもろて、ホンと楽しかったわ。そうそう、むつごろうさん・・・ちゃうちゃうm(_~_)m、tumuziはんの仕事内容聞いてびっくりしたわ。そんなすごいもん作ってはったんですか。見れば誰でも知ってるようなもんばかりやないですか、わー有名人だったんでねぇ、今までの数々のご無礼をお許しくださいm(_~_)m
 むつごろうさんとか書いてごめんなさい。いくらなんでも歳が違いますもんねぇ、外見は似ててもm(_~_)m

 つるぞうはんも有名人やしなぁ、めじっこクラブもたいしたもんやでぇ。
10.二日目は
 あれーなんで関西弁になってんねん?どこからや?あー親睦会のところからやな、関西メンバーはほんと影響力が強いわ。善きにつけ悪しきにつけな・・・(^_^;)
 まあええわ、このままいこか。

 ヤスはん宅ではふっくらした布団まで用意して頂いて、ほんとお世話になりました。

 夜が更けて、お休みタイムです。ふっくらした暖かい布団にもぐりこんですぐ眠れそうだなぁと思ってるそばから、既に誰かのイビキが聞こえてきますわ。早っ、誰やろ、まるさはんかな?いや、夕べ徹夜で走り倒してきたむつご・・・いやtumuziさんか賞品総取りしたつるぞうさんやろな。

 なんて考えてるうちに、「朝やで」と心地よい(^_^;)モーニングコールで起こされましたわ。二日続けて4時間睡眠はやっぱちょっときついわ。ヤスはん、ちゃんと寝れたんかいな?

 6時の一番船に乗るために4時起床で出発。途中食糧を買い込んで5時には着いてたかな、既に並んでる人がおるわ、物好きが多いなぁ(^_^;)

 無事一番船に乗って昨日のベストポジションに急ぎ、無事釣り座確保。でもまだ真っ暗やがな。でものんびりしてられへん、ランプを点けて支度にかかります。潮はまだ動いていないようで、鏡のように滑らかな海面になってます。
 潮が動き出すまではやっても無駄やろう思うねんけど、とにかく第一投。辺りはだんだん明るさを増していきますが。何の当たりもありません。それからしばらくして15cmくらいのメバルゲット、即リリース。

 今日はベストポイントに入れたので、ハリスは1.5号。昨日は1.2号だったんですけど、つるぞうはんのあれを見ちゃったから一応ね・・・(^_^;)
 潮も流れてきたころやっとガツガツガツ、グィーンの当たり、これもそれほど大きくないので遊ばせないでゴリ巻きでさっさと取りこむ。24cm。ハリス1.5号でこのサイズならゴリ撒きで十分。いなす必要なし(-_-;)

 その後は24cmをもう一枚と26cmが来て当たりが途絶えた・・・。ぽんぽんと来た時にはウハウハやったんやけどな、後がさっぱりや。当たりは2度ほどあったんや、けどどちらもすっぽ抜けやったわ。やっぱ垂水のグレは渋いで、難しいわ(T_T)

 まあ○年ぶりで25cmを超えるグレを手にできただけ良しとしようか(ほんまはウキウキやったんやけどな、これで浮かれてたらカッコつかんやろ(^_^;))。そうそうそういえば例の「サイズ自動選別スカリ」、やっぱ高性能やで、24cmはしっかり逃げてたけど、26cmはがっちりキープや。惚れ惚れするなぁ(^_^;)

 このまま続けても無駄やろうということで、12時船で上がって明石の魚の棚(うおんたな)散策と、明石焼きを食べに行くことになった。
 私の垂水釣行はグレ22,23,24,24,26。あとメバル15と終った。あっ、断っとくけど数字はセンチやで、匹じゃないで。いちいち言わんでも分かってるわな・・・(-_-;)
 そやけど釣るたびにサイズが上がっていくというのはすごいやろ。あと2,3日いたら40オーバー確実だったんちゃうか(^_^;)

 魚の棚はなかなか活気があって面白いところやね。試食せぇって言うから試食して帰ろうとしたら「なんや買わんのかいな、食うだけ食っといて」おいおいおばはん、試食せぇって言ったのはおばはんやろ・・・(-_-;)

 関西商人はたくましい・・・(-_-;)
11.湧き上がる疑問
 その後待望の明石焼きを食べに行った。ちょうどお昼時だったので、有名なお店はどこも行列ができており、凄い賑わいとなってますわ。
 3件目で空いてるお店を見つけ、そこに入ることになったんやけど、空いてる店で大丈夫なん?まあ初めて食べるものだから、美味いも不味いも分からんし、どこでもいいから早よ入ろ。

 15個で¥550ならまあまあかなぁ。それより目の前でバイトの若いおねぇちゃんが焼いてくれるのがいいよねぇ、この店にして良かったわ(^_^;)
 写真では分からんやろうけど、赤い木の板は片側だけに足が付いている。つまり、板が斜めになるようになっているんやけど、なんでやろ?まあ細かいことはどうでもいいわ、まずは期待の一口目、出し汁に漬けて食べます。なんじゃこりゃ、未知の食感やなぁ。あっ、でも美味いわ、いけるいける。15個があっという間になくなった(^o^)丿

 ところで食べ終わって明石駅に向かう途中に、へんな店が出てたで。これどんな食べもん?素朴な疑問やで。想像するに・・・想像したないわ(-_-;)
 いやーヤスさん、おさるさん、いろいろとお疲れ様でした。いろいろありましたけど、非常に楽しい思いをさせてもらいました。ほんとにありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
 あっ、来年はマイレージがないんですよね。しょうがないから2日位前に自転車で出発します(^_^;)
二日あれば着くやろ(^_^;)

 ヤスさん、お宅に大勢で押しかけまして申し訳ありませんでした。奥様、お子様達によろしくお伝えください、来年もよろしくと・・・(^_^;)

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