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2002年3月23日(神奈川県・真鶴) −♪お久しぶっりぃねぇ−  写真あり
平成14年3月23日(土) 釣行データ 
釣行先 神奈川県真鶴半島・カワウソ右
潮回り 長潮
干潮  6:17(122cm)
19:13(40cm)
満潮 10:51(146cm)
*潮汐データは羽田(東京)のもの
気温 最高16度(ちょっと肌寒い)
午前中は微風
昼から西の強風(15m)
波高 午前中 1〜1.5m
午後   2〜4m
釣果 メバル 13cm 結果
メジナ 23cm
海タナゴ 24cm
当日使用の道具と餌等
     
3Kg x1.5袋 オキアミ
スーパーハード


当日のタイドグラフと釣果時間
     

釣行記

 今年は子供二人がそろって受験ということで、しばらく釣り自体を自粛していたこともあり、平成14年の初釣行となった。当初つるぞうさんとばらさんの3人での釣行を考えていたものの、つるぞうさんは仕事の都合、ばらさんは例によって天候不順につきお休み、と結局単独釣行となった。

 つるぞうさんは初島へ行って36cmと自己記録更新を達成したとのことで、2匹目のドジョウを狙って初島へ行く予定でいたのだが、天候も思わしくないし、単独釣行でもあり、まして今年の初釣行ということで、手近で通い慣れた真鶴・カワウソに行くことにした。まあ自己記録更新はこの次に取っておいて、取りあえず3ヶ月ぶりの釣りの感触を思い出すこと、釣りの雰囲気を楽しむということを重点にのんびりいくことにしよう。

 それにしても今年は異常に暖かい冬で、もう桜が満開になってしまった。何でも観測史上最速だそうで、入学式などは散り終わった後になってしまうということだ。まあしかし、私的には歳のせいか寒いのが苦手なので、非常に過ごし易い冬だったのがありがたい。

1.さて状況は?
 真鶴釣行となれば、そりゃもう手馴れたもので、家を出る時間から、バス・電車の時間までいつも通りのワンパターンなので非常に気楽だ。ただし今日は西の風8m、波高2.5mという予報になっているので、ちょっと気がかりではある。
ところがこの予報というやつが実に信用ならないやつで、前回の釣行のときは波高予報1.5mだったのに、着いてみたら3〜4mの大うねりだったし、まったくあてにならない。そこで頼りは天気図からの自分の読みで、これでだめなら諦めも付こうというものだ。

 さていつも通りの時間に出発して、いつも通りの道のりで、いつもどおりの電車に乗って、いつものように早川駅を過ぎたあたりの海の様子を見てみると・・・やっぱりねぇ、静かなもんです。ベタ凪ではないですけど釣りに支障はまったくありません。これだから来てみないと分かんないんだよね、ばらさん。

 いつものように駅前の青木釣具店でオキアミを調達して・・・、そういえば今日の店員は愛想が良かったぞ、あれはきっとオヤジじゃないな。あんな愛想がいいはずないもん・・・

 いつものバスでケープパレスで下車してカワウソを目指しますが、連休の絡んだ土曜日ですから、ひょっとすると満員の可能性もありますね。まあその時は対石のほうへ回ればどこかに入れるでしょう。だけど今日は天気予報が良くなかったから、人出は少ないだろうな・・・なんて考えながらカワウソを見てみると、なんとガラガラ、誰もいない・・・

 こういうのもちょっと寂しいというか、拍子抜けというか・・・まあ好きなところで釣り放題ですから素直に喜んどきましょう。
 当初の狙い通り、易々とカワウソ右に釣り座を構えることができました。一応ラッキーといっておこうか・・・

2.ほんじゃいってみっか
 誰もいない磯でちょっとさびしい思いをしながら準備に取り掛かりましたが、時たまヨタ波が這い上がってきます。荷物は一応一段高いところに退避しておきましょうか、ここなら今のところ波を被ることはありません。デジカメなんかも入ってるもんで、濡れるとちょっと痛いんだなこれが。

 釣り座は海面からは1m位ですが、足下が壁のようになってますので波の心配はなさそうです。

 いやいやそれにしても良いさらしが出てます。雰囲気は最高。これで釣れればなお最高。いやいや絶対釣れますって。
 ほんじゃ第一投いってみようか。

 ・・・生物反応がない・・・。人もいなけりゃ、魚もいない、私は一人ぼっちか・・・。せめてカニさんでもいてくれれば遊び相手になってあげてもいいんだが、寒くてカニも出てきやしない。んー辛いなぁ・・・
3.やったぜ初物
 まったく生物反応のない海にひたすら打ち返すこと1時間あまり、よそ見をしていたところ急に竿が重くなった。あれまなんじゃらほい?と巻き上げてみると、なんとも愛くるしい目をした13cmほどの立派なメバル君が付いてました。これは釣ったというより、釣れた、いや勝手に釣れてしまったといったほうがいいか・・・

 いやそれにしても小さい・・・。もう少し大きくなればキープできるんですけど、このサイズじゃお帰り願うしかないですね。

 もっと大きくなって帰っておいでっ、と。

4.本命じゃ
 たまたま掛かってしまった可愛そうなメバル君をリリースした後は、なんかモゾモゾと生物反応が出るようになりましたが、なかなか針に乗りません。なんか感じとしては海タナゴが突付いているような感じなんですが、はっきりしたアタリが出ません。

 そこで仕掛けを張り気味にして、誘いをかけながら流していくと、浮きクッションがツッと横に流れるような動きになってきました。これはこれはメジナ君のお出ましですね。でもなかなか針に乗りません。

 誘って誘って、誘って誘って、やっとグググと竿に来るアタリがあり、しっかり針に乗りました。久々の魚の引きですわ。思わずレバーブレーキ握っちゃいましたよ。しかしその後レバーブレーキを活用する間もなくあっさりあがってきたのは23cm。取りあえずは本命です。レバーブレーキは使いませんでしたが、メジナを釣って、ついでに指も攣りました。運動不足か、いや釣果不足です。

 ♪お久しぶっりぃねぇ、なんて鼻歌が出ちゃいますね。しかしきれいな魚体です。いつ見ても惚れ惚れしちゃいますね。でもたまには大きさに惚れ惚れしたいものですが、いまだその経験がありません・・・(T_T)

5.何?何?何が起こったの?
 結局メジナもその1匹のみで後が続かず、またまたモゾモゾアタリに悩まされ続けて、不毛な時間を過ごしていたとき、昼過ぎになってやっと針に乗ったのが24cmとまあまあサイズの金タナゴ。

 さすがタナゴもこれくらいの大きさになると・・・あまり引きませんが・・・(T_T)

 まあやっとの思いで針に乗っけた貴重な獲物ですが、そのまま海にお帰り願って、次に期待をかけます。

 と、その直後です。それはあまりにも突然、何の前触れもなくやってきました。なんと大風が突然吹き始めたんです。初めはすぐに収まるものだと思っていましたが、風上側の海面はずっと先のほうまでギザギザに波立っていて、とても収まりそうもありません。

 いやしかし、ほんと突然の出来事です。何々(?_?)と思っているうちに波も荒れてくるし、風もいっそう強くなって、もはや竿を保持することさえ困難な状況になってしまい、やむなく撤退を決意しました。

 後片付けをしている間にも波はどんどん大きくなって、飛沫が降りかかり始め、慌てて安全地帯まで引き返しましたが、そこから振り返ってみると、さっきまで居たあたりはもうびしょびしょになってます。
 いや危機一髪、これでトホホにならずに済んだというものです。

 いやーこれが自然のすごさですねぇ。風が吹き始めてからせいぜい20分といったとこでしょうか、もう海は近寄ることもできないくらいの大荒れになってしまいました。
 私も後10分グズグズしていたら、ずぶ濡れになっていたでしょう。いつもながら判断の素早さ、正確さには我ながら感服します。この正確な判断力のおかげで今までトホホが少なく済んでいるのでしょうね。
 誰?人のことをトホホの伝道師とか、トホホキングとか言ってるのは。そのままそっくりお返ししますので、ありがたくお受けとりください、つるぞうさん。
 いやはや今回も寸でのところでトホホを回避でき、おまけに小さいながらも本命をゲットすることができ、なかなか楽しいスリリングな一日を楽しむことができましたわ。これだから釣りは止められまへんな。

 後で聞いた話では、三浦に出撃したイチローさんは、場所変えした後に44cmのチヌを上げたそうな・・・(T_T)


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