TOPページ  > MENUページ  > 40オーバーへの道  > 平成14年の記録  > 釣行記

2002年10月12日(真鶴・真鶴港) −大波でもコッパいじめ−  写真あり
釣行データ 
釣行先 真鶴半島・カワウソ、真鶴港
潮回り 小潮
干潮 02:22(41cm)
14:23(133cm)
満潮 09:44(163cm)
19:31(181cm)
*潮汐データは羽田(東京)のもの
天候 晴れ 24度(日焼けした)
北東の風1m〜7m
波高 1.5m〜2m(大ウネリ)
釣果 コッパ(22cm)x1 結果
コッパ(20cm以下)x100

当日使用の道具と餌等
4Kg x1袋

当日のタイドグラフと釣果時間



釣行記

 前回9月の釣行のとき、ばらさんとはスケジュールが合わずに同行できなかった。ばらさんはまたしばらく釣行していないようで、そろそろ道具が錆びてくる頃じゃないのかなぁ?そんな折に12日頃に一緒にどうですか、とのお誘いがあり、場所も真鶴カワウソがいいということで、久々にご一緒することになった。

 ばらさんと行くときには特に天候に注意が必要だ。波高が1mを超えるとばらさんは家から出てこないからだ。メバルみたいな人だなぁ、メバルは凪を釣れ、ばらさんは凪に誘え・・・。12日の潮回りは小潮で午後干潮だから多少波が高くても大丈夫だからと説得して、波高予想1.5mだったが何とか連れ出すことに成功しそうだった。

 ところがぎっちょんちょん、なんと南方海上には台風が発生し、北に向かって進んできている。もうなんで人が月に一度しか行かないその時に限って台風が来るねん。でも前日午前の天気予報では12日にはまだ影響が出ないようなことを言っていたので釣行を決定した。だが午後の予報では早くもウネリが入るような予報に変わっていた。さてさて竿を出すことはできるのか?

1.いい気候になりました
 やはり10月になると朝晩はずいぶん涼しくなりますなぁ。トレーナーにウィンドブレーカー羽織ってちょうどいいくらいですわ。でもまあ風もそんなでもないし、つるぞうさんが居ないから雨の心配もないし、行楽にはうってつけの気候なんじゃない。こんないい気候のときに釣りにでも行かなかったらもったいないと言うもんですわ。

 だけど台風の動きが不気味で、まっすぐこちらに北上してきているんですよね。そろそろウネリも入り始めているようだし、久々にばらさんが来るのに、釣りができなかったらちょっとかわいそうだなぁ、まあ波が高かったら真鶴港辺りに避難してもいいし、何とか一日釣りはできるでしょう。

 いつもの電車から見る海は、やはりウネリが入っていて結構サラシてるんですわ。ここでこんなだとやはり真鶴はちょっと厳しいかな?でもまあどこか竿を出す場所くらいはあるから何とかなるか・・・

 さて、真鶴ケープパレスに着いて海を見てみますが、鉄棒側の北面は波でほぼ壊滅状態。ですけどカワウソ・榊ヶ下方面の南面はそれほどひどい状態ではなく、何とかなりそうです。
 波は何とかなりそうなんですが、人が多い・・・。北面が入れないので皆こちら側に流れてきているようで、榊ヶ下なんか満員御礼状態!!

 カワウソも混んでますけど、低い場所は波が這い上がっているので、人はそれほど多くはないようです。とりあえず底物狙いのアベックの隣に入れてもらうこととして、しばらく波の様子を見てみました。
 足場は比較的高いのですが、手前にハエ根が出ているため、そこを伝って波が這い上がってきます。しかし足を濡らすほどではないようなので、そこで開始することにしました。
2.竿でアタリを取る
 開始することにしたんですが、ここだと一人がやっとで、ばらさんが来てももう入れません。まあばらさんが来たら私は場所を譲ってしばらくお休みしとけばいいか、それよりばらさんは来るかどうか分からないし・・・(^_^;)

 手前にハエ根が張り出していて、そこで潮が派手に揉んでサラシになっています、今日はちょっと遠投ぎみで攻めた方が良さそうです。そこで、自作の遠投用円錐浮きで30mほど沖目を攻めることにしました。コマセはサラシの切れ目辺りに投げ込んで(そこまでしか飛ばなかった・・・(T_T))、さらにその先に遠投します。

 なんとその一投目から、コッパ君が元気良く仕掛けを引っ手繰っていきました。逆光とサラシのため、浮きはまったく見えません。しかし投入後すぐに糸を張り、仕掛けが弛まないように張りつづけていれば、浮きが見えなくてもアタリは竿に直接来ます。

 最近私ね、ちょっとこれに凝ってますねん。以前はアタリは浮きに頼ってたんですわ、だからいろいろな浮きを自作して、いろいろ仕掛けを工夫して、浮きにアタリを出す方法をいろいろ探ってきたんですわ。
 それが浮きフカセの醍醐味ですもんね。浮きがスパンと沈む、ぐっと合わせる、それでビチビチビチとコッパが掛かる・・・(T_T)

 ですけどいつの頃からか、ほとんど竿でアタリを取ってる自分に気づいたんですわ。浮きが沈んでいっても必ず竿で聞いてみる、するとグーっと持ち込むんで、そこで軽く竿を立てる。針はほとんどヴィトム(返しのない針)しか使いませんから、合わせる必要ないんですわ。竿で聞いてみて反応があれば、その時はもう既にしっかり食い込んでますからね。

 そんな釣り方になってから、確実にコッパの数釣りができるようになりましたわ(T_T)。いや単に数が釣れるようになったんではなくて、針を飲ませない釣りができるようになったという事でしょうかね。以前浮きに頼っているときには良く針を飲まれましたわ。一日に針二袋なんてざらでしたからね。

 魚が針を飲んだ場合、無理に外そうとしたり、外すのに時間が掛かったりすると、リリースしても生存率が低くなってしまうんで、ちょっと深く飲んでいたら針を外さずに、糸を切ってリリースするんですよね。その方が生存率が高くなるそうです。確かに針を飲んだやつをバケツに入れておくと、しばらくするとバケツの底に針が落ちているということがよくあります。そういうこともあってヴィトムしか使わないんです。

 魚が針を飲み込むにはやはり多少時間がかかると思うんですわ。もちろん活性が上がっている時なんかは丸呑みしちゃうこともありますけど、普通は咥えてみて餌であることを確認してから飲み込む、という感じだと思うんです。その咥えてから飲み込むまでに糸ふけがあれば、つまり仕掛けに張りが少なければ抵抗なく飲み込むようになるんだと思うんですわ。

 そこで逆に仕掛けに張りを持たせておいて、飲み込む前に咥えた段階で口に針を掛けちゃうというわけですよ。針を飲み込まれなければ手返しがよくなって数が伸びる。とこういうことなんですわ。それに針の損失が少なくなって経済的に助かる・・・(^_^;)

 確かに浮きが沈んでいくときの「来た来た」という期待感とかも捨て難いですけど、私は最近それよりもいきなり竿にぐんと乗るこの瞬間の方にすごい快感を感じるようになってきてるんですわ。浮きが入るより先に竿先にアタリを感じて、その段階で針に乗っけてしまう。だから浮きなんて何でもいい、というか浮きなんてなくてもいいかっていう感じですわ(^_^;)。

 まあそれも活性の高い暖かい季節だからのことですけどね。冬場とか活性の低い場合にはやはり食い込みの抵抗を少なくするために、軽い仕掛け、感度の良い浮きで攻めることが必要でしょうけど。
3.ところでばらさんは?
 まあそんな感じでやってるとコッパがビシバシ掛かって来ますわ。ほとんど一投一尾ペースです。隣の底物狙いのアベックは、女性の方がちょい投げ竿を出してきてベラとかキタマクラとかを釣ってます。
 この辺りで底物を狙ってもウツボがいいところで、石物なんて年に1〜2枚しか出ないんですけどね。それでもまったく出ない訳ではないから、やはり釣り師としては狙ってみるんですよね。これって私が真鶴でメジナのでかいのを狙うのと一緒やなぁ。釣れる訳ないけど、一応狙ってみる・・・(T_T)

 さて昼前くらいになってばらさんから電話が入りました。「今駅前だけど、昼でも食って帰ろうかなぁ」とか言ってます。何のためにわざわざ真鶴まで出てきたんすか?ベラ釣るためでしょ、ベラ・・・あっ、ちゃうか・・・(^_^;)

 やっと説得して何とかカワウソまでは来て貰ったんですけど、結局波が高いし場所もないしで安全地帯に退避しちゃいましたわ。このまま日向ぼっこしててもらうのもなんだし、波もだんだん高くなってきて、とうとう足元を洗うようになってきたんで、真鶴港へ移動することにしました。

 逃げ場所としては福浦港もあるんですけど、このウネリ具合だと福浦港もちょっと厳しそうです。そこで真鶴港にしたんですけど、ここは打って変わってベタベタ凪です。ここには外側に離岸堤があるんで、それが効果的に波を抑えてるようです。ちょっとベタ凪ぎすぎて釣れるような感じではないんですが、先に釣ってる人の浮きの下にはコッパが群れてます。

 ばらさんは内向き、私は外側のテトラから狙うようにしたんですけど、テトラの際にはコッパがウジャウジャ。でも意外にも釣れるサイズは20cm位のもので、これならカワウソと全然変わらない。初めからここに来てれば良かった・・・(^_^;)
4.結局コッパいじめ
 真鶴港では波も流れも全然なかったので、久々に自作の棒浮きを使いましたわ。この浮きの場合には、じっくりアタリを取って、浮きが沈んでから合わせるという本来の浮きフカセをやってみました。
 いや、やろうとしたんですけど、コッパの活性が高すぎて仕掛けが馴染む前にみんなかっさらっていくもんで、せっかくの棒浮きが横に沈んで行きますわ(T_T)
 まあ活性が高くて、浮きがバキュン・ドキュンと横向きに沈んで・・・。これでも浮きフカセと言うんでしょうか?

 いやいやコッパ釣るだけならわざわざ磯場へ出なくても防波堤で充分ですね。駅から近いし、足場はいいし、波の心配することもないし、空いてるし、サイズも全然変わらんし(T_T)

 結局ここでもコッパの入れ食いで、カワウソと合わせてまたまた100匹の大台を軽々とクリヤーですわ。さすがコッパハンター、コッパスペシャリストの本領を十二分に発揮してしまいましたわ、がっはっはっ(T_T)
PS.あっそういえば
 以前tumuziさんにもらった、「フィルムケースカゴ仕掛けスペシャル」も使ってみましたわ。これは夏休みに由比に行ったときにも一度使ったんですけど、その時はフグが多くてすぐに針を取られちゃうんで、充分な性能評価が出来なかったんですわ。そこで今回遠投を要求されるスチュエーションということもあり、いよいよ本格的な出番到来となったわけです。

 第一投、なんと空中散布。第二投、あちゃー後方散布。第三投、すぐ目の前に着水・・・。隣で底物狙ってたアベックがくすくす笑いをかみ殺してるような感じだったんで、恥ずかしくなって中止しましたわ。

 んー、ちょっと投げるのにコツがいるかなぁ。そういえばtumuziさんは下投げで近距離を狙うんだと言ってたような・・・。まあ今度回りに人がいないときにじっくりと投げる練習しますわ。
     当日の写真集を見る

一つ前に表示したページへ     平成14年の選択へ     トップメニューへ