TOPページ  > MENUページ  > 40オーバーへの道  > 平成14年の記録  > 釣行記

2002年6月16日(神奈川県・真鶴)-カニさん、お願い返して(T_T)-写真あり
平成14年6月16日(日) 釣行データ 
釣行先 神奈川県真鶴半島・対石
潮回り 中潮
干潮  2:17(116cm)
14:47(35cm)
満潮  7:32(171cm)
21:45(174cm)
*潮汐データは芝浦(東京)のもの
天候 曇り 23度(涼しい)
南西の風0m→3m
波高 0.5m
釣果 メジナx70(20cm以下) 結果
シマアジx4(15cm)
ネンブツダイ多数

当日使用の道具と餌等
      
3Kg x1袋 スーパーハード


当日のタイドグラフと釣果時間
     

釣行記

 さあ梅雨グレのシーズンだ。前回の由比は期待が高かったわりにコッパに終始し、まだシーズンには少々早いかと感じていたが、今回は6月も中旬で日本各地は梅雨入りし、絶好の梅雨グレシーズンとなった(はずだ)。
 まあこの時期だから雨具の準備も忘れずにしていきますが、今日はつるぞうさんが一緒じゃないので雨は大丈夫でしょう(^○^)。

 ところで前回釣行の時に、ダイワの爆増5倍グレ遠投という配合剤を使用したところ、いやほんとに増える増える、使っても使ってもなかなか減らないという代物だったので、今回もしっかり持参している。まあこの時期コッパや他の餌取りたちがわんさかいるので、お土産は多めに持っていったほうがいい。

 あと、新作の自作ウキのテストもする予定だ。前回のテストでは見事に沈んでしまったため、今回は再調整を施し、絶対の自信を持って挑戦するものだ。浮力は0か00。うーん、0とか、00とか言い切らないところがなんともアバウトであるが、それが手作り品のいいところだ(と言っておこう)。まあ適当に浮けばいいか・・・(^_^;)

 そうそうもうひとつ、tumuziさんから頂いた「特製フィルムケース製カゴ仕掛けスーパー」も使ってみよう。カゴ仕掛けというのを今まで一度も使ったことがない。やはり磯のフカセ師としてはカゴ仕掛けにだけは手を出したくなかったのだが、遠投が効く、コマセと付け餌の同調が取れるなど、近場に餌取りばかりの時には効果的だろう。
 特に最近安いインナーロッドを使ってから遠投が効かず、何かと苦労していたのだが、カゴ仕掛けならばっちり遠投が効く。まあフカセでも、水中ウキを付けたりして仕掛け全体の重さを増せばある程度遠投ができるのだが、そうすると今度はコマセが届かない・・・(T_T)。そんなジレンマを解消してくれるスーパーウェポンになるかもしれない。
 詳細はtumuziさんのHPの釣り日記参照。


1.ところでばらさんは
 今回は久々にばらさんと二人での釣行。ばらさんは、風がなく、波高が1m以下でないと家から出てこない。しかも夏場は天気が良すぎても暑くてだめという超我侭釣り師なので、今回も数日前から天気予報の調査を念入りに行った。
 幸いにして当日は天気は曇り一時晴れ、波高1m以下、微風という年間でも数えるほどしかないという、ばらさんの出撃可能な絶好のコンディションとなった。なのに10時到着とは・・・

 目的地は真鶴半島カワウソの磯。だが日曜日だし、我々電車釣行組が着くころには一杯だろうな・・・。カワウソが空いてなければ、久々に対石方面に行ってみる事にしよう。(真鶴の釣り場情報の詳細は真鶴の地磯・おか釣り専門 by tumuziをご覧下さい)

 なにしろばらさんの席も取っておかないといけないので大変だ。カワウソではばらさんの指定席があって、どんなに混んでいてもそこだけは人が入っていないという特等席で、ばらさんはそこに入ってベラをしこたま釣るのが得意だ。
 まあ日曜日でもあそこは空いてるでしょう。逆にあそこにまで人が入っているということは、真鶴全体どこへ行っても人で一杯という事かもしれないな。

 カワウソでの私の最近のお気に入りは、湯河原寄りの足場の低いところ。遊歩道から見て右側にあたる。ばらさんの特等席は反対側になるので席取りはちょっとしんどいんだけど・・・
2.やっぱりねぇ
 いつもの電車で真鶴到着。いつも通りのルートでケープパレス下に着いて、カワウソを覗いてみると既に7〜8人が竿を出している。私のお気に入りの場所ももちろん人がいて竿を出しているが、ばらさんの指定席はしっかり空いている。やっぱりねぇ、あそこは空いてるんだ、ベラがいっぱい釣れるのにねぇ。
ああいう人が入らない穴場(?)を指定席にしているばらさんはやっぱりすごい人なのか?

 とにかくカワウソは諦めて対石を目指すことにする。久々に対石方向に入ってきたが、やはり磯場が低く、先端に出るには苦労しそうだ。私の狙いは対石の3番。対石の一番奥(ウシノクソ寄り)から3っ目の先端だ。そこがだめなら1番、そこもだめなら対石は諦めて別の場所に行くことも考えておかないといけないな。

 残念、3番には石物師が入っている。でも1番は空いているのでそこに入ることにする。この時間はまだ潮位が高いので、手前のタイドプールや溝には海水が残っていてちょっと入りにくい。スパイクブーツに履き替えて2度に分けて荷物を運び込みやっと一息。

 そういえばここは、ばらさんを初めて真鶴に連れてきたときに入った場所で、その時はばらさんが私を差し置いて28cmを上げたといういわく付きの場所だっけ。
 また2年前の秋には、30cmクラスがポコポコ上がった場所でもあるんだわ。

 んー、それにしても波がない・・・。ここは足元にハエ根が出ていて、少し波立ってくるとサラシができやすいのだが、今日はサラシのサの字もでる気配がない。

 正面にはウシノクソが見える。ここから見ると釣り座に下りていく梯子が良く見えるのだが、なんと高低差が10mほどもあり、とても一般人の降りていくような場所ではないよね。

 あそこまで行ってとんでもなく良く釣れるならまだしも、ここから200mほどしか離れていないんだし大して変わりはないだろうね。

 でも人が入り難いということは、魚も警戒心が薄くなってるかもしれない・・・けど、危険な場所だよね。まあ若い人なら足腰に自信があって平気だろうけど、私らくらいの歳になるとねぇ、絶対に行けませんわ。
まして一度降りたら帰りは登らないといけない・・・(T_T)
3.んじゃ、やってみっか
 さあ準備も整い、ためしにコマセを打ってみると、ぎょへー、キ・キンギョだ。大勢集まってきた。でも中に足の早いグレーの魚が混じってる。こりゃひょっとするとシマアジかな。tumuziさんも先週釣ったと言ってたっけ。でもコッパの気配はないなぁ。まあ心配しなくてもそのうちいやというほど出て来るだろうからいいか。

 今日は安いインナーは使っていない。前回の由比釣行で糸の出の悪さに辟易して、以前使っていたアウトガイドを使用することにした。この竿は穂先が10cmほど折れたのでしばらく使用していなかったのだが、修理をして復活させた。アウトガイドは穂先の糸がらみが気になるのだが、今日は道糸も新品に変えてあるので大丈夫だろう。

 とりあえず第一投。見事なアタリもすっぽ抜け、これは間違いなくキンギョだ。あーあ、今日もキンギョの入れ食いかなぁ・・・。案の定その後はキンギョキンギョのオンパレード。

 しかし何度かコマセを打っているうちにコッパが寄りだした。いよ、待ってましたコッパ君!!やはり君たちが出てきてくれないと寂しいよ。

 いや相変わらずコッパの活性は高い。今度はコッパの入れ掛かりになってきた。キンギョよりは数段いいものの、これはこれで寂しいものがある・・・(T_T)

 あちこち投入点を変えてみると、今までとちょっと違う引きで変な魚が釣れてきた。一見アジだがやけに平べったい、これがシマアジだ。大きさはせいぜい12cm程度だが、紛れもなくシマアジだ。後何年かすれば1mを超え、オオカミと呼ばれるスーパーファイターになるやつだ。

 あいにく針を飲んでいるので、リリースせずにバケツに入れておくことにした。これが数釣れればいいお土産になりそうだ。

お作りにするにはかなり小さいが、刺身もいけるということだし、開きにしてもいいし。いいお土産になる。
4.ばらさん到着
 そうこうしているうちに、10時頃になってばらさん到着。まあ予定どおりといえば予定どおりか・・・
ばらさんは2番の右に入るようだ。2番は足元が浅く、目の前に岩があって釣りにくく、場所としては良くない。釣れてもキンギョかベラがいいところだ。おっとそういえばばらさんはベラ釣りの天才だっけ。ばらさんにとってはいい場所かもしれない。

 でもばらさんは今年はまだメジナグリじゃなかったっけ、そこじゃまたグリ更新の可能性が高いんじゃないの?

 しばらく続けているようだが、やはり大量のベラを釣り上げている。しかも型がいい(@_@)。やはりベラ釣りの天才か・・・
5.おっ、つるぞうさんが来たか?
 どうにもこうにもコッパの勢いはすさまじく、昼前には既に30匹を超えている。キンギョも頻繁に掛かってくるので釣り上げた魚の数は全部で50〜60か。
 場所によってはでかいのばかり何十匹も釣れちゃうところがあるというのに、ここはコッパとキンギョが何十匹・・・。あまり嬉しくない・・・(T_T)

 そんなこんなで昼頃にはぽつぽつと小雨が降り出した。天気予報では曇り一時晴れと言っていたのに雨が降り出した。
 おっ、このパターンは過去に経験があるぞ。そうだつるぞうさんと一緒のときだ。まさかつるぞうさん、この近辺に来てるんじゃないだろうなぁ。いや、絶対この近くにおるで。
6.カ、カニさん何すんの
 雨も長くは続かず、じきに止んだ。きっとつるぞうさんはこの近くを通過しただけだったんだろう。良かった(^○^)。
 午後になってベラ釣りに飽きたばらさんが様子を見に来た。そこでこっちに来るように誘い、私はお昼ご飯とする。ポイントは、右手の張り出した岩の左側と、正面10m位のところ。ばらさんは正面のポイントを責めることにしたようだ。そしてすぐに今年の初グレをゲット、ひとまずは良かった良かった。

 私も昼休みを終了して、ばらさんの右側に入って張り出した岩の際を釣り始めたが、コッパの勢いはとどまることがない。

 そろそろコッパつりも飽きたなぁなんて考えながら、穂先の糸がらみを直していたら、なんとハエ根に道糸が絡んでしまった。それもウキが海草にからんで引っ張ってもとれない。無理すると高切れでウキが流出しそうになり、水辺まで降りてタモで浮きごと回収することにした。

 ばらさんに頼んでタモを取ってもらいそれで掬おうとしたとき、タモの柄が伸びた。いやタモの柄が伸びるのは当たり前なんですが、なんと後ろに伸びたんですわ。おりー?何じゃこりゃ?どうなってんねん?
 どうやらタモの柄の尻栓が取れたらしいというのはすぐに理解できたんですが、左手に竿を持って右手でタモを持ってでどうやって事態を収拾したらいいねん?皆さん一度尻栓を外したタモを使ってみなさい、あんなイライラするものはないで。

 ふと足元の水溜りを見てみるとラッキーなことに尻栓が落ちてます、いや良かった。でも両手がふさがった状態でしかもビロビロ勝手に伸びてしまうタモを持った状態でどうやってそれを拾うかが大きな問題だ。竿を置けば糸の絡みがひどくなるし、タモはビロビロ伸びちゃって置くに置けない状態だし、しょうがない足で拾おう。と思って位置を確認すると尻栓がない。おー?どこ行った、確かここに・・・?

 そこには大きなカニがいるだけで尻栓らしきものはない。波で流されたか?どこ行っちまったんだ?と思ってよく見るとカニが尻栓を抱いている。尻栓を餌と勘違いしたのかしっかりと抱きこんでいるではないか。うわ、カニさんお願いだから動かないでね。それ餌じゃないからね。いい子だから返して。

 これは非常事態だ。とにかく竿を置いて、尻栓の奪還に全力を注ごう、何とか安定しそうな場所に竿を置いて、今度は手を向けてみたら・・・いない、カニがいない。もちろん尻栓もない・・・(T_T)
 何とカニさんは尻栓を餌と間違えたのか、それとも彼女と間違えたのか、尻栓を連れてどこかに行ってしまった。

 カ、カニさん何すんの、返してお願い(T_T)。願いも虚しく尻栓を抱いたカニは見つからず、尻栓もカニの餌、いや海のもくずとなってしまった。

 どなたか真鶴の対石周辺で、3.5cmほどの黒くて丸いプラスチックを持ってるカニを見かけた方はご一報ください。もしくは返してくれるようにご説得ください。
 何とかウキは回収できたんですけど、その後はばらさんに当日の最大寸を釣られるし、散々な一日となってしまった。
ばらさん、隣に入れてあげて、ポイント教えてあげて、コマセも撒いてあげたのに、それで一番大きいの釣ってっちゃ反則だよ。
 そういえば、ばらさんと初めてここに来た時もばらさんにやられたっけ・・・。うわ、場所も二人の位置関係もあの時と一緒や。今後は気をつけよう・・・

今日の結論:
  1.カニには気をつけろ。特に落し物はカニより先に拾え
  2.自分の左側には人を入れるな。特にばらさんは入れるな
  3.浮力調整用の海水を汲んでくるのをまたまた忘れた・・・(T_T)


       当日の写真を見る

一つ前に表示したページへ     平成14年の選択へ     トップメニューへ