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2001年12月9日(兵庫県・垂水)オチャメカップ 個人的裏話 写真あり

 めじっこクラブ関西支部が中心となって「オチャメカップ2001」が実施されましてん。最近金欠で釣りに行けまへんやんか、せめて人がトホホしたのを冷やかしたろかという事で、たまたま(ほんとにたまたまですって・・・)出張とスケジュールが合いましたんで、夜の表彰式だけなんやけど、参加させてもらい楽しい時間を過ごし、また辛い思いをしてきましてん。
 まあ、昼間の釣りの方はオチャメさん、ヤスさんが釣行記を書いてはりますので、私は番外編として書く事にしときますわ。

1.魚拓屋ぱぱさん
 当日私は徳島に昼過ぎに到着し、つい先日ネット上で知り合ったばかりの「魚拓屋ぱぱさん」のお店”アンクラー”さんにお邪魔することにしてました。アングラーさんは徳島駅からバスで15分ほどのところにあり、店内にはぱぱさんの作られた魚拓が飾ってあると言うことで、ホームページで見せていただいていたグレの魚拓の実物が見たくて行くことにしました。
 またぱぱさんのお店は喫茶店になっており、ご自慢の日替わり定食を食べさせていただくと言うのも目的の一つです。

 ぱぱさんには、事前にホームページの掲示板で、お邪魔することは伝えてありましたが、しかしぱぱさんにしてみれば、知り合ったばかりで突然押しかけてこられるのは、さぞご迷惑だったことでしょう(^_^;)。
 私といえばそんなことはお構い無しに、すごい魚拓が見られるということで頭がいっぱいで、ご迷惑になるなんて事は頭の片隅にもなく、喜び勇んで出かけていきました。

 お店の地図はホームページ上で確認していましたので、迷うこともなく到着することができました。お店に入ってみると、あるある、魚拓が壁一面に張ってあります。お客さんが結構入っていましたが空いてる席について早速日替わりを注文し、しばし壁の魚拓に見とれていました。
 ぱぱさんの魚拓は、ごく普通の魚拓と同じように、魚体に墨を塗り、紙をかぶせて取る方法だそうですが、私が自分でやったものとは違い、鱗や鰭が見事に出ているうえに、さらに企業秘密だという方法で着色されており、それはそれは綺麗です。



 しばらくの後、日替わりが到着し、早速頂くことにします。それにしてもすごいボリュームです。お盆に乗り切れないほどの品数です。それに味のほうも文句なしですね。お世辞とかじゃなく、ほんと美味しかったですよ。私最近ちょっとダイエットしてまして、食事の量を減らしてるんですけど、それがまったく無駄になりました。いや美味しいんで、結局ぜーんぶ綺麗に頂いちゃいました。ダ、ダイエットが・・・(T_T)

 食べ終わった頃、ぱぱさんに声をかけていただき、お話をさせていただくことができました。いやお客さんが多くて忙しそうだったんで、私から声をかけ難かったんですよね、すいませんでした。
 ぱぱさんはとっても気さくな方で、いろいろお話をしていただき、さらにコーヒーまでご馳走になっちゃって・・・m(_~_)m

 作成途中の作品も見せていただきました。その中になんとアイゴがあったんですが、これが実に綺麗に取れていて、ちょっと驚きました。私が取ったアイゴの魚拓は、魚体が一面黒一色で、黒い紙で作った切り絵のようなんですが、ぱぱさんのは実に綺麗に取れてます。いろいろとコツを聞いてきましたんで、今度こそ綺麗に取ってみよう。

 さて、バスの時間があるもんで、アングラーさんには一時間ほどお邪魔して失礼することにしました。ぱぱさん、突然忙しい時間帯にお邪魔してすいませんでした。また今度出張のときに寄らせていただきます、その節はよろしくお願いします。

2.恐るべし地獄耳
 バスで徳島に戻り、今度はいよいよオチャメカップの会場である垂水に移動です。徳島からは高速バスで1時間半で舞子に着き、そこから電車で一駅で垂水に到着です、近いもんですね。
 バスが予定より早く到着したもので、皆さんが船着きに戻ってくるまで少々時間があります。そこでまるは釣具店を覗くことにしました。結構安いお店で、2割、3割引きはあたりまえという感じです。私はそこで自作浮き用の桐材を発見し、早速購入してしまいました。
 子供の受験でしばらくの間釣りは自粛しないといけないので、せめて浮きでも作って気を紛らわせようという魂胆ですわ。

 さてそろそろ5時船が動き出したようです。船着きに行ってみるとドヤドヤと人が降りてきますが、みな「あかんかった」「最低やな」とか言ってます。どうやら状況は良くなかったようです。
 あいにくこの船には皆さん乗っていなかったようで、船が再度出港して行き、すぐ目の前の波止で止まりました。なんやあんな近くでやってたんか、泳いで行けそうやな・・・。でも寒いからでしょうか泳いで行ってる人はいないようです(そういう問題ではないと思う・・・)

 そういえば、今回ここに来るのはヤスさんにしか言ってないんですよね。前回のOFF会の時にオチャメさんが内緒で参加してきて、驚きのあまり髪の毛が2〜30本抜けたので、今回は、私が内緒で参加して、オチャメさんを驚かして、少し痩せさせてあげようという計画です。
 ですが前日に魚拓屋ぱぱさんに、明日行くと言う連絡をしたのを目ざとく見つけたオチャメさんは、ひょっとして感づいていたかもしれません。恐るべし地獄耳・・・

 あっという間に船が戻ってきて、また人がドヤドヤと降りてきました。居ました居ました、ヤスさんです。でもなんか元気がありません。続いてオチャメさん、相変わらず健康そう(^○^)です。おさるさん、相変わらず大きいです。
 オチャメさんやっぱり感づいてたようやね、口ではさかんに「ビックリした」とか言ってますが、どうも冷静というか白々しいというか、「せっかく内緒にしてたんやから、せめてポーズだけでもビックリしとこか」てな感じで、慰めてくれてるのがひしひしと伝わってきますわ。しかし恐るべき地獄耳。隠れてでもうかつなことは言えまへんなぁ。



3.うわ美人姉妹や
 さて今日は、ひなさんとひなさんの妹さんが来てるということですが・・・いました、たぶんあれがそうです。他に若い女性は居ません(オチャメはんは別やで・・・言い訳が苦しい(^_^;))。なんとすっごい美人姉妹やないですか。なんか紹介してくれるヤスさんは自慢してるように見えるんだけど、ヤスさんも初対面だったでしょうに・・・。さて全員集合で記念写真!!

 どうもこの時ひなさんは、新聞社の人が取材にきたと思ったようです(本人談)。めじっこクラブの釣り大会ごときに新聞社は来ないと思いますよ(^_^;)。でも私だけスーツ着て、大荷物持って、写真パシュパシャ撮ってたらそう思うかもね。インタビューされたらなんと答えようとか、「垂一に美人釣り姉妹現る」とかいう見出しまで想像してたんとちゃうの???
4.さすが関西お笑い釣り師連盟
 後片付けの後、表彰式・二次会の会場へ移動しました。釣果のほうは芳しくなかったのですが、どうにか各賞の該当者は居るようです。集計の結果

☆優勝  20センチ以上のグレの枚数 → クロウオさん
☆オチャメ賞  魚以外の物、又はグレ・チヌ・メバル・ハゲ・ガシラ以外を釣った人の最重量「カモメ、鳩、猫も含む」            → ヒヨさん(ヒナさんの妹さん)
☆イチロー賞  大物を釣り上げた人 グレ最長寸                      → オチャメさん
☆コッパ賞   グレ最小寸  → おさるさん
☆ちっこいで賞  最小寸    → ユウスケ
☆はげ増すで賞 ハゲ最長寸 → ヒナさん
☆タコ賞    タコ、真鯛(チャリコ含む)を釣った人                      → ヤス
☆ボーズで賞  何も釣れなかった人対象 → 該当者なし
☆特別賞    → 忍さん(ガシラ25cmゲット)

と言うことになりましたが、後から入った情報によると、ハゲはまるささんが29cm、グレはフミゾさんが28cmをあげていたということです。
 まるささんには、私からはげ増したで賞を、フミゾさんにはイチローさんから大物賞が送られることになりました。

 さて、表彰式も滞りなく終了し懇談会となりましたが、さすが関西お笑い釣り師連盟の方々、場がしらけるなんてゆう間がないほど、白熱したボケ・突っ込み合戦はさすがと感心してしまいました。関東で対抗できるのは、つるぞうさんぐらいでしょう。
 しかも店内では、勝手に記念撮影をしていて、お店の人に「フラッシュはご遠慮ください」と注意されたり、傍若無人の活躍をしてしまいました。

 また、当日参加して頂いていた、しのぶさん、黒魚さん、ひよさん(ひなさんの妹さん)のお三方には「めじっこクラブ」にご入会いただけることになりました。なんとも嬉しいことです。


5.なんでこんなとこに階段がついとんねん
 異常に楽しい時間もあっという間に過ぎ、お開きの時間となりましたが、皆さん名残惜しいようでなかなか退席しません。私は帰りのバスの時間がちょっと心配で、気が気でなくなってきました。
 店を出てからも、駅の改札でまた話の花が咲いてしまい、少し焦りが出てきました。しかし、今度は皆さんにいつ会えるか分からない事もあり、ぎりぎりまでお話をして電車に飛び乗りました。

 バスは確か、20:40を取ってあったはずです。電車は垂水を20:23発でしたから、時間的には少し余裕がありそうなので、舞子の駅で缶コーヒーでも買って・・・なんて考えながらバスのチケットを見てみると、なんと20:30発・・・どひゃー、そういえばちょうどこの時間に舞子始発のバスがあったんで、そっちに変えていたんですわ。

 あいたたたたっ、舞子駅到着は20:26、乗り換え時間は4分!!ただの乗り換えだったら何も問題ないのですが、バスの高速舞子駅は神戸淡路鳴門自動車道の橋の上、なんと地上30m以上の場所にあります。こら走らな間に合わへん・・・しかし、ほぼ全工程が登り階段・・・(T_T)。しゃーない走るで!!

 そらもうとんでもなく長い道のりでした。登っても登っても、走っても走っても、まだまだ続く階段。息はぜーぜー、膝はがくがく。2分前、1分前、まだ着かんのか、ぜーぜーはーはー・・・。いかん足が動かなくなってきた、そろそろ限界だ、こんなところで息絶える様では絶対にトホホだ、もっと足腰鍛えておくんだった・・・
「バスー、待ってくれぃ」と声を出そうとしても、「はふ〜はっへふへ〜〜〜」声も出ぇへん・・・

 もう限界という時、突然目の前に頂上が現れ、その先にはバスの姿が・・・。おおー、やっと感激の瞬間が訪れた。しかしここで気を抜いたらいかん、時間は迫ってる上になにしろ声が出へん・・・。ぜーぜーはーはーして足を引きずりながら、やっとのことでバスにたどり着いたものの、バスの中からは何事かというように見ている人がいる。もう恥ずかしさも消えた・・・(T_T)

 ここで反対方向のバスにでも乗ろうものならトホホ確実(すでに充分トホホであった・・・)、消えかかる意識の中で、行き先表示板に徳島を確認し、バスに乗ろうとした時、そこに最後の難関を発見、バスの乗り口が階段になってる・・・。何でこんなとこに階段がついとんねん。

 いやー、つっかれましたわ。真鶴の帰りの階段より厳しいですわ。やっとの思いで席について、これでもう気を失っても大丈夫・・・と思っても、息がぜーぜーはーはーして、気を失うどころではない。隣の席では若い兄ちゃんが迷惑そうに顔をそむけてる・・・。こんなときは狸寝入りに限りますわ。ところが息がぜーぜーして寝たふりがでけん・・・こんなぜーぜーしたまま寝てる奴おらへんて、狸寝入りモロバレやがな・・・

 結局、息が整うまでに30分以上もかかり、その間ずっと隣の若い兄ちゃんの冷たい視線に耐え続ける事となった・・・
 本来なら今日は、表彰式のプレゼンターとしての重責を果たした満足感に浸りながら、ゆったりと缶コーヒーを飲み、車窓に流れる夜景を楽しむ予定だったのに、どうしてこうもトホホネタを作ってしまうのか・・・。まあ、何もハプニングのない退屈な旅よりはよっぽどいいか。
追伸:
 文章のところどころが関西弁のような表現になっておりますが、最近関西の方々との交流が多く、その伝統的文化に徐々に感化されてきたと申しましょうか、かなり大きな影響を受けているのは、紛れもない事実であります。
 私はそもそも生粋の浜っ子であり、関西弁の素養はまったくと言って良い程ありませんでした。それがここ数ヶ月で急激に関西弁の使用頻度が増え、しかも関西流お笑い教室といわれるところで毎日教えを受けるにいたり、自分でもだんだん壊れていくのがわかります。
 しかしせっかく教えを頂いても根本的な文化の違いを克服することはなかなか難しく、また生来の教養が大きな邪魔をすることになり、なかなかドップリと浸かるというところまでは至っておりません。つるぞうさんは、初めからすっかり溶け込んでいるのが羨ましいです。

 ということで、ところどころに関西弁モドキが混じるという、非常に中途半端で読みにくい文章になっていることをお許しください。
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