TOPページ  > MENUページ  > 40オーバーへの道  > 平成13年の記録  > 釣行記

2001年10月8日(兵庫県・淡路島)−小潮− 第一回関西地区総会 写真あり

  待ちに待った関西支部総会が実施されることになり、私も参加させていただくことにしました。というより、皆さん私のスケジュールに合わせていただいたようで恐縮ですm(__)m。

 さて関東ならそろそろ秋磯シーズンのスタートで、30cmクラスがポコポコ上がる頃です。ところが会場の淡路ではまったくの不調だそうで、今回の総会の下見を兼ねてヤスさんや、おさるさんが何度か釣行したようですが、いづれも惨敗したとのことです。
 特におさるさんは6連続ボーズという輝かしい実績を引っさげて、今回あえて7連続坊主に挑戦するという「めじっこクラブ」にふさわしいリッパな覚悟で参加されたようです。こうなった以上10連続、いやいやそれ以上の前人未到の記録に挑戦してほしいものです。(その後おさるさんは、本命をシマイサギに変更すると言ってました・・・いかんなぁ)

 まあ状況はどうあれ、第一の目的は親睦ですから、釣れなきゃ釣れないでそれはまた楽しいもので・・・(トホホの量産が期待できるし・・・)

 さてさてそんな具合で、くれぐれも過大な期待を持たないように自分に言い聞かせます。しかし、ちょっと前のヤスさんからの情報では、チヌならかなりの確率で釣れるということでしたので、チヌ初体験をかすかに期待しての遠征でした。

1.前日の夜は興奮で・・・
 イヤー興奮して寝付けませんでしたね、サッカーに・・・。そう、前の晩は11時からサッカーのナイジェリア戦があったんですよ、これは見ないわけにはいきませんよね。特にこの前の試合ではやはりアフリカ勢にコケ負けしてますし、今回はもっと強豪ですから。
 ところがぎっちょんちょん、なんと引き分けに持ち込むことができるとは・・・中田も名波も森嶋も俊輔もいないあのメンバーでの引き分けは価値があります。

 いかんいかん、これは釣りのHP、しかもここは釣行記だ。サッカーの話なんぞしてる暇はない。明日は5時起きだから、4時間しか眠れないなぁ、とか考えながら布団に入って、やっとウトウトとした時、ブルブル、ブルブル・・・携帯です。いったい誰やねんこんな時間に・・・なんて考えるより先に、あっヤスさんだ、とすぐに思ってしまうのは良い傾向なのでしょうか?
 案の定ヤスさんからで、明日は雨具を持っていったほうがいいという内容でした。はいはいちゃんと持ってますよ、なにしろ台風も近づいとるしね。

 早よ寝な明日に響くで、とか考えようとしていた矢先、早くも目覚ましが鳴り出し、そそくさと起き出します。うわ眠いわ、サッカーなんか見んと早よ寝とけば良かった・・・(何で関西弁になっとんねん)
2.あかん、目合わさんとこ
 何とか寝坊もせずに出発でき、徳島での乗り換えも予定通りスムーズにいき、津名港行きのバスに乗ることができました。ところが津名までは1時間半ほど掛かります。淡路島の南端から真ん中付近の津名まで1時間半とは、ずいぶんと遠回りをするもんだと思っていました。ところが途中は高速に乗ったり結構スムーズに走ってます。ひょっとして淡路島って大きいの?どうもそのようで、淡路島というより淡路大陸のような広さです。

 やっとこさで洲本までたどり着き、やっと次だと思っていたとき、ヤスさんからのメールです。「今バス停で待ってます。今どこ?」に状況を返信しました。もうすぐです、もうすぐ関西支部の皆さんとお会いできます。いったいどんな人たちなんでしょう?イメージはできてます、でもはたして現実とのギャップは?

 さあ、やっと津名に着きました。バスを降りて周りを見回してみますが誰もいません。おや?どこにおるんかな?と辺りをきょろきょろ見回しますが、50mほど離れたところに数人のいかにも怖そうな人たちがいるだけです。やばいなあ近づかんとこ
 ところで皆はどこで待ってんのかなぁと、さらにきょろきょろしていると、さっきの怖そうな人たちが、こちらの方を指差しながら何やら話をしています。あかん、目合わさんとこ・・・関西は関東に比べ治安が悪いという話を聞いてます(ほんまかいな)、君子危うきに・・・です。

 しかし、回りには他に誰もいません。ひょっとしてひょっとするとあの人たちがそうかも・・・と、勇気を出して少しづつ近づいていくと、どうも怖い人たちではないようです。釣りの格好してサングラスかけて数人でかたまってると、遠目にはかなり怖い人たちに見えますよね。
3.何で、オチャメさんが
 近づいていくと、男性だけでなく女性もいます。おいちゃんデカシタ!!釣り合コンや、さすが持つべきものは友達やね。と会ったこともない人を友達呼ばわりしてしまいます。
 緊張しながら声を掛けてみると関西支部の皆さんで、やっとのことで対面することができました。一通り挨拶をしますが、皆さんどうも抱いていたイメージと違います。

 ちなみにヤスさんは、おさるさんのHPでチラッと姿が出ていましたので大体イメージ通り、ユースケ君も写真を見てますし。ケプさんはもっと細身の方をイメージしておりましたが、実物は松方弘樹似の体格の良い方、おいちゃんはご自分のHPに素顔を公開してますので見たまんまです。
 そしておさるさんは、もっとなよっとした感じの人かと思ってましたが、背の高い(2m位ですか・・・うそうそ)方で、ネット上でのイメージとはまったく違うので驚きました。(大さるさんと呼ぶことにしよう)

 さていよいよ残る女性にご紹介いただく番です。可能性として、今日は都合で来られないヒナタンが考えられますが、ヒナタンは旅行に行くと言ってたし・・・あっそうか、ヤスさんの奥さんか、なるほど・・・
 とかいろいろなことを一瞬のうちに考えていたときに、「オチャメさんです」と聞こえたような・・・「えっ?」と思わず聞き返してしまいました。休養中のオチャメさんがどうしてここに!!それに今までのいろいろな情報から推測すると、年齢は私より上、体型は○○、さらに○○○○というものです。今までその情報に従ってイメージを作っていましたから、今目の前にいる人がオチャメさんとは・・・イメージと合っているのは体型だけじゃん(失礼)、若いし(ほんと)、きれいやし(お世辞)・・・

 とにかくオチャメさんに会うことができるとは考えてもいなかったので、そらもうビックリこきました。髪の毛が150本ほど抜けました。

 そういえばケプさんが、私のことを髪の毛が薄いからすぐ分かったと言ってました。失礼な!今たまたま夏毛だから薄くて白いんです。もうすぐ冬毛に変わりますからふさふさになりますよ。リゲインも使ってるし(ちゃうちゃうリアップや)・・・でも去年の冬も夏毛のままだったっけ・・・今年こそ冬毛に変わらないと・・・
4.うわ、シマイサギの宝庫やん
 さてさて紹介も終わって、それではと釣場に向かうことになりました。途中おいちゃんが、「わざわざ関東からグレの少ない関西まで来るとは物好きですね」と言ってました、ごもっともです・・・でもチヌがいるんでしょ、グフフフ・・・ホリケン君悪いねぇ、先にチヌゲットしちゃうよ。

 さて、2台の車に分乗して釣場へ向かいます。走ること数分で到着は志筑という波止だそうで、ここは波止の外側にテトラが入っていて、内側は入っていません。家族連れでも安全に楽しめそうな場所です。そして、人数のわりにやけに大量の荷物(あんたが手ぶらで来るからだ。ごもっともです・・・)を手分けして運びこみます。


 海を覗き込むと、シマイサギ君とか、ウマヅラ君とかがわんさかいてます。しかし、その数たるや・・・まさにシマイサギの宝庫です。真鶴はシマイサギの変わりにコッパがいます、コッパの宝庫です。でもコッパはそれなりの大きさのもいますし、秋にはかなりの確率で良い型も釣れます。しかしここのシマイサギは測ったようにみな7〜8cmです。どう見ても30cmとかのはいそうもありません。

 やはり苦戦は否めない状況のようです。まあ親睦第一ですから、シマイサギ釣り大会ということで盛り上がればいいか。

 さて準備をしているときにも早速おもろい話に遭遇しました。ヤスさんがオチャメさんにブーツを貸してあげてたんですが、なぜかオチャメさんは返しちゃったんですよね。まあ今日は予想以上に天気がいいし、暑くなりそうだからねぇ、と思っていたんですが、どうも違ったようです。
 真相はオチャメさんがブーツを履いてみたところ、ふくらはぎでつっかえてしまったらしいんです。そのままでは女子高生のルーズソックスみたいになるからと返したようです。
 私は知らなかったんですよ、そんなこと・・・でもケプさんが大きな声でばらしてました。ケプさんが・・・
5.コッパ対シマイサギ
 まあ釣りのほうは皆さんのご想像通りで、いくらやってもシマイサギ、どんなことしてもシマイサギ、餌さえつければシマイサギといった安梅です。
 しかし、こんな状況でもユースケ君は、ウマズラとかベラとかを混ぜながら順調に数を伸ばしていきます。かえるの子はかえるです。
 もしばらさんが来ていたら、うまいことベラを釣っていたでしょうに・・・

 お昼にはヤスさんたちが弁当を仕入れてきてくれ、それをいただきました。ちょっとした宴会気分です。オチャメさんからは家で炊いたスカンポの差し入れがありました。これはいけましたね、今までスカンポはすっぱくて食えたものではないと思っていたんですが、いやこれはうまかった。

 ところで以前、真鶴のコッパは3日くらいかければ芸をするというような話をしたんですが、ここ淡路のシマイサギはそれ以上です。2日でいけますね。
 何のことかといいますと、餌をつけた仕掛けを投入すると、わーっとみんな寄ってくるんですよ。そこで餌を空中で動かすと、それを追って大群が右へ左へと移動するんですが、これを繰り返せば芸をするようになるだろうという話なんです。

 真鶴のコッパは餌を見事に判別します。ですから仕掛けだけを動かしても、餌がないと無視します。でもここのシマイサギは、浮きだろうと錘だろうと動くものには何でも反応します。実際、素バリを引いて仕掛けを戻してくるとき、浮きを追って大量のシマイサギがついてきます。そのうち空バリに食いついてくるものまでいます。まあここからメジナの目がいかに良いかとか、頭が良いとか、警戒心が強いとかを再認識できますね。

 何とかシマイサギに芸をさせようといろいろと試行錯誤を繰り返しましたが、結局お見せできるような段階まではいきませんでした。あと1日あれば何とか・・・

 ヤスさんが、コッパさんはシマイサギ釣りに没頭していたとか、おさるさんに至っては近づきがたいオーラを発していたとか言ってましたが、実はこのシマイサギの調教に専念していたんです・・・(^_^;)
 釣れる時には釣りに集中し、釣れない時には何か別の面白そうなことを探す、これ私の釣りにおけるモットーの一つです。
6.夕マヅメに勝負
 結局日中は調教の成果も出ず、夕マズメが近づいてきました。そんなときに「グレゲットー!!」というこれ見よがしな声が聞こえてきました、ヤスさんです。そういえばさっきまでウンザリするほどいたシマイサギが少なくなって、ボラが寄りだしています。が、ボラの下にはウマズラが大量にいます。
 そのころケプさんはアジを釣っており、これはそろそろマズメの絶好調に突入か?次は私の番かも、ワクワク、ワクワク・・・。でもたまに浮きを沈めるのは相変わらずシマイサギ・・・。結局グレはヤスさんのこの一尾で終わりになりました。

 あたりもだいぶ暗くなり始めたときケプさんが、おいちゃんがチヌ釣ったと言うのが聞こえました。これはこれはますます、ワクワク、ワクワク・・・。しかし、私には順番が回ってきませんでした・・・(T_T)

 まあ残念ではありますが、シマイサギの調教に確かな手ごたえを感じたのをお土産に竿をしまうことにしました。
7.二次会だ(^○^)
 辺りはもう真っ暗になり、帰り支度を進めながら、ヤスさん、ユースケ君の釣果とか、おいちゃんのチヌとかをヨダレを垂らしながら見せてもらい、たっぷりと悔しさを噛みしめました。ひょっとしたら私のところへ来ていたかも知れないチヌ君ですが、まあおいちゃんも初チヌだと言うことですし、今回は譲ってあげましょう。

 さてさて、釣場を後にして夕食をかねての宴会の会場へ向かうことになりました。ヤスさんたちの下見の結果、いい店を決めていたと言うことですが、なんと満席!!淡路中の人が来てるんやないやろかというぐらいどの店も満席です。
 で、しばらく待ってやっとお好み焼きやさんに入れました。ビールで乾杯していろいろなお話をして、私からはお土産の浮きと針を差し上げて(えらそうに言ってますが、全て貰い物の使い回しです)、和気藹々とした時間を過ごしました。幸いなことにいつかと違い、壊れてしまう人(タイコさん、あなたです)もいませんでしたし、みなさんいい人ばかりで、ほんとに楽しかったですよ。(タイコさんが悪い人だとか言ってる訳じゃないですよ、くれぐれも・・・)

 実際には今日初めてお会いする人たちばかりなんですが、ネット上ではほとんど毎日お話してる人たちですから、話題も共通だし、勿論趣味も共通ですから、話のネタが尽きることはありませんでした。
 しかし、皆さん明日は仕事だし、特にヤスさんは私をわざわざ徳島まで送ってくれると言うことで(一度言ってしまった以上取り消すことはできない・・・)、しかもユースケ君もいるし、そろそろということで9時でお開きとなりました。

 最後に再会を固く誓って、お別れすることになりました。私はヤスさんの車で宿泊先の徳島まで送ってもらう事になっていましたが、朝、来る途中のバスで、徳島まではずいぶん距離があることを知り、改めて申し訳なく思っていました。
 それでもヤスさんには快く送っていただき(ヤスさんも想像以上に遠かったので後悔している様です)、しかも同乗のユースケ君、おいちゃん、おさるさんまで巻き添えにしてしまい、申し訳ありませんでした。
 ホテルからパソコンで簡単なお礼をして、早めに休むことにしました。しかしみんないい人で良かった。それにオチャメさんにまで会えるとは思ってもいなかったので、とても有意義な総会参加となりました。
 まあこれで、チヌの一尾でも釣ってリゃそれこそ最高の釣行だったんですが、それはこの次にとっておきましょう。

 それにしてもおいちゃん、チヌいいなぁ。ここだけの話ですけど、私、釣れたチヌを見たの初めてなんですよ。水族館とか、魚屋とかでは見ますけど、目の前で釣れたのをはじめて見ましたわ。今度は私の番でっせ、ホリケンに負けるわけにはいかない・・・

一つ前に表示したページへ     平成13年の選択へ     トップメニューへ