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2001年9月22日(真鶴・福浦港)−中潮− 自己記録更新か 写真あり

 ばらさんから、今度はいつ行くのとのお誘いで釣行決定。8月に「めじっこクラブ」第一回関東地区総会ハゼ釣り大会でご一緒したタイコリールさんをお誘いすると、快く同行可能のお返事、しかもお友達持参で参加していただけるとのこと。これは「めじっこクラブ」新入会員勧誘のチャンスでもあります。

 落とし込みが専門のタイコさんだけに、磯場への釣行は少々きついものがありそうなので、福浦港に釣行することにしました。ここは大堤防の外側に大型テトラが入っていて、メジナの着きもよく、また内側は足場の良い場所で、多少波が高くてもどこかで竿が出せるというところで、しかも条件さえ良ければそれなりの釣果の見込めるところです。しかし、テトラ嫌いのばらさんはいささか不満げのようではありましたが・・・

 さてこの週は木曜日に台風の関東地方直撃の予報が出ており、これは荒れ後の一発狙いに絶好のコンディションになりそうな予感がありました。しかし現実は厳しいもので、台風は微妙にコースを変えて東方海上をすり抜け、あまり海をかき回すことなく去っていってしまいました。まあ天気さえ良くなればいいか・・・と思っていたところ、前日の予報では北東の風10m、波高1.5mと竿が出せるかどうかも微妙な感じです。

1.ところで、ばらさんは
 風10m?、波高1.5m?、これはちょっと危険です。いやいや私はこれくらいのコンディションでは別にどうと言うことはないんです。どこか探せば竿を出せるところぐらいはあるでしょうから・・・
 ところが安全第一のばらさんは、波高予想が1m以上での釣行は決まってパスです。当然のように今回も前日に欠席通知が来ました。
 どうもテトラでの釣りがお気に召さなかったというのもあるようです。
2.さて釣場は
 朝家を出るときからすでに結構な風が吹いています。ここでこれだけ吹いていると釣場では相当ひどいだろうなぁ、と考えながらも、まあどこかで竿が出せればいいか・・・と気楽に考えて電車に乗りました。
 真鶴駅に着いても結構の風があり、この具合だと途中で引き上げることも考えておかないといけないかなぁ、コマセをどうしようかなぁ、などと考えながらも結局はオキアミ4kgと集魚剤2パックを購入。おいおい、いつもより多いじゃん。そうです、今日はタイコさんも来るので、夕マヅメまでの長丁場になるからなんですねぇ。なんだよさんざ悩んだ挙句、夕マズメまで釣る気でいるよ・・・

 魚の餌を仕入れた後は、自分の分を確保して福浦港までテクテク歩きます。福浦港までの道のりは強烈に長ーい下り坂です。まあ朝は下りですし、気も張ってますからどうということはないんですが、それにしてもすごい坂です。何でバスが通ってないんだよ、こりゃ帰りは絶対にタクシーだな。数年前は往復歩いてもどうということもなかったんだけど、この年になるとどうも・・・

 さてブツブツ言いながらも福浦港に到着してみると、なんと港の内側は鏡のようなベタ凪。まあ港の中だから当たり前か、とか、またも一人でブツブツ言いながら歩いて大堤防に出てみると、外海もなんとビックリ、鏡のようなベタ凪、おまけに風もなし・・・。おいおい日本の天気予報はどうなってんだよ、とかどうも最近ブツブツ独り言が多いのは気のせいでしょうか。

 でもこれは天気予報のせいとかではなくて、ここ福浦港がちょうど風裏にあたっているからなんですね。真鶴半島の南の付け根に位置する福浦港は、北と東の風には圧倒的に強いんですよね。

3.自己記録更新か
 さて釣場はと見渡すと、この時期はやはり青物狙いのカゴ師が多いです。先端部分はカゴ師に占領されています。まあある程度予想はしていましたので、おとなしく中間部分に釣座を確保します。
 ここ福浦は大型テトラが入っていて、足場には細心の注意が必要です。またテトラ帯ではよく物を落としますので、身の回りのものはできるだけ紐などをつけておいた方が安心です。

 釣座まではテトラを伝って降りていきますが、最終的に釣座を決定するのには、いくつかの条件があります。魚の集まるポイントであることはもちろんなんですが、それよりもまず、潮の満ち引きや大波に備えて釣座を上下に移動しやすいこと、荷物や竿などを安全に置いておける場所が近いこと、そして獲物の取り込みを考慮して、テトラの窪みなどタモの入れやすいことが必要です。全ては安全を最優先にした釣座選びが重要なポイントです。せっかく遊びに来ているんですから、怪我なんかしたら最悪ですから・・・

 さて釣座も決定し釣り開始です。今日の仕掛けは道糸2.5号、フロロ1.5号のハリス一ヒロ半、浮力F(G2相当)の飛ばしウキ、浮力ゼロのハリス浮きの二段仕掛け、浮き下は一ヒロ半でスタートです。開始一投目に早くもコッパ君が挨拶に来てくれました。しかし相変わらず小さい小さい。

 そしてなんとなんと、これはひょっとして自己記録更新かというほどの9cmのコッパがしっかり口に針掛かり。残念ながら記録更新とはなりませんでしたが、真夏でもなかなか釣れないサイズです。そして私の初物、サンバソウもお出ましになりました。
 相変わらずのコッパの嵐で、入れても入れても水面でコッパが餌をひったくっていきます。いやいやこの勢いはすごくて、コマセで分離作戦(あっち向いてホイ作戦)とか、時間差攻撃とか何をやってもほとんど効果ありません。台風が来たりしていたのでコッパ君たちも相当お腹をすかせていたのでしょう。なんだかんだで午前中は真夏と同じ、コッパの保育園状態です。
4.タイコさん到着
 12時頃にタイコさんと小川さんが到着しました。到着と同時に500mlのビールを支給されました(^_^;)、ご馳走様です。しかしタイコさんはテトラの大きさにびっくりして、港の内側で竿を出すことにしたようです。なにしろお二人ともバリバリの落とし込み師ですから、移動し難いデカテトラには閉口したようですが、今日はベタ凪で、港の内側ではたいした釣果が望めそうもありません。

 私もコッパの嵐がなくなり、アタリが遠のいてきたので、少々休憩です。なにしろ夕マヅメまでたっぷり釣ることになるので、コマセを節約しないといけません。

 しかしテトラが大型のため、荷物の落下を防ぐのに足場の良いところに荷物を優先して置いてあります。そうすると今度は自分のいる場所がなくなり、狭いテトラの上でスズメが電線に止まっているような感じで竿を出します。おまけにバッカンは一段下の足場の良いところにあるので、コマセを撒くたびにいちいちしゃがんで・かがんでを繰り返さないといけません。午前中だけでも数百回の屈伸運動です。スクワット数百回!!まるでプロレスラーなみの運動量です。必然的にお昼頃には足はパンパンになり、それもあって休憩をしっかり取りました。
5.夕マヅメに勝負
 さて日もだんだん傾き3時頃になって、いつもならもう帰り支度の最中だなぁなんて考えながら、最後のコマセの調合を済ませて撒き始めると、午前中とはずいぶん違う連中のお出ましになりました。
 午前中はどこに打っても保育園クラスのコッパで真っ黒になっていましたが、今回はサイズがぐっと上がっているようです。といっても保育園が小学校になった程度ですが・・・

 早速投入してみるとまあまあの引きで20cmが来ました。その後は20cm以上が中心となり、最大で24cm止まりではありましたが、久々にメジナらしい引きを味わいました。
 メジナってこんなに引くんだっけ・・・とか少々情けない感激を味わいました。そうです、ずいぶんと長いこと大物とめぐり合ってないんですねぇ。

 静岡県の由比のテトラでは、イチローさんが2号ハリスをブッチギられたそうですが、ここ真鶴では1.5号ハリスでもおつりが来ます(^_^;)。私も11月には由比のテトラへ釣行を考えていますので今から楽しみです。待っとれ大物!!
6.二次会だ(^○^)
 5時頃までゆっくり楽しんでいましたが、そろそろ夕焼けになってきました。足場も悪いのであまり暗くなる前に撤収することにします。

 タイコさんたちの様子を見に行くと、案の定あまりいい状況ではありません。一応6目達成ということですが、こんな遠くまで出てきて、この釣果ではちょっと気の毒です。誘ってしまった私も責任を感じます・・・

 またタイコさんたちにしてみれば、いつもこれからが勝負の時間帯だったんですね。しかし私に合わせて一緒に撤収することになりました。重ね重ねごめんなさい。

 さて、帰りはあの坂を歩いて登ろうなどと言い出す人は一人もおらず、当然のようにタクシーを呼び、駅まで運んでもらいます。ここですかさずタイコさんが、駅のそばで飲める店はありませんかねと運転手に聞いています。幸い駅の至近にいいお店を教えてもらい、そこに入る事にしました。

 生ビールとジンタの南蛮漬けで乾杯し、焼酎の水割りに移行する頃には足の筋肉痛が始まり、ふくらはぎが攣り出し、じっと座っているのが辛い状態になってきました。何度か足を伸ばしたり、姿勢を変えたりして凌ぎます。

 この店では、「めじっこクラブ」の名前で焼酎のボトルをキープしました。まだ少し残ってますので、今度真鶴に行った会員は飲んでください。ところが・・・店の名前を忘れました・・・(^_^;)
 楽しい時間を過ごして、電車での帰宅となりましたが、ここでもタイコさんのビールサービスは続きましたとさ・・・

 翌日からは激しい筋肉痛に襲われ(いやいや若いもので、出るのが早い・・・)、トイレに行くのも難儀な状態となり、家族からは老人のようだとののしられることになりました。3連休だったために二日間たっぷり静養ができましたが、火曜日の出勤のときは苦労しました。まだ筋肉痛が残っていますので、歩き方がぎこちなく、出来の悪いロボットのような歩き方になってしまいました。

 待望の秋磯を目前に控え、次回こそはせめて30アップを捕りたいものだ、と硬く心に誓いつつ、筋肉痛と戦う日々が続いています。

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