さて、会長のばらさんですが、いつも通りといえばいつも通りです。前日の打ち合わせで「10時頃には行くから」とのことで、いつも通りの社長出勤です。これから会長じゃなく社長と呼んでやろう。 ところでばらさん、最近腰の調子が悪化しているようで、荷物を持って移動するのがだんだん難儀になっているようで、今日も体調次第ではパスになってしまうのではないかとちょっと心配ではあります。さらに今日は特に暑いので、ばらさんの体調が気になります。なにしろご老体ですから・・・ そんな心配の中「10時のバスに乗る」と元気な連絡があり、ほっと一安心です。でも10時ですか・・・ ところでばらさん、体調不良を押して社長出勤で出てきましたけど、あまりの暑さに耐え切れず、開始1時間半程度でギブアップ。大量のコマセと付け餌を私に託して木陰に退避してしまい、そのまま復帰することなく休みっぱなしでした。
いやー半端な暑さじゃないですね。風も気持ち程度吹いてはいますが、なんの足しにもなりません。開始早々コッパの嵐が始まって順調そのものなんですが、この暑さだけはどうにもなりません。開始して1時間ほどで立ちくらみがしてきました。 日焼けが怖いので、長袖のシャツとジーパン、さらにヒップガードに磯ブーツと重装備です。すぐとなりでは家族連れが海パン一丁で泳いでます。んー、みな涼しそうにして楽しそうです。私は茹で上がりそうです。釣りとはなんと過酷なスポーツなんでしょうか・・・ もう一つ重要なものがあります、帽子です。普通の人は日射病対策として使用するものでしょうが、私の場合はちょっと目的が違います。日焼け対策です。顔の日焼けじゃないです、頭の日焼けです。 髪の毛の豊富な人には想像も出来ないことでしょう、私だってつい数年前までは帽子の必要性なんて感じたことは一度もなかったんです。それが最近、頭髪がまばらになってきたためか頭頂部の日焼けが著しくなり、前回の諸磯釣行の時にはひりひりして洗髪できないほどでした。 せっかく最近始めたリアップ(発毛剤)が日焼けの性で使用できなくなったりしたら、それこそ一大事です。
そういえば、めじっこクラブワッペンをベストにつけていきました。前の日の晩に自分でせっせとつけました。自分で?そう自分でです。家の女房殿は宴会で午前様でした。おまけにタクシーが行列で乗れないから駅まで迎えに来いとの命令で、逆らうことも許されず、真夜中に迎えにいきました。翌日は釣りで朝早いのが分かっていても命令一つです。お願いではなくて、命令であるところがすごいです。 まあそれは置いといてワッペンですが、どこに付けようかさんざ迷いましが、結局ベストの背中につけることにしました。釣りをしているときは、他の人からは後姿しか見えないので、前につけても意味なさそうなので、後ろが一番宣伝効果がありそうです。 自慢ではありませんが裁縫は得意です。これも結婚生活から得た技術のうちの一つです。30分ほどで難なく取り付けを終了し、いざ釣行と支度は完璧です。
いやー 、釣果というほどのものはありません。とにかく暑くて暑くていつ気を失っても不思議ではないほどでした。強いてあげれば汗が大量だったことでしょうか・・・たっぷりバケツ一杯はかきました、イヤほんとですって・・・。なにしろ500mlのペットボトル5本、プラス海の家でカキ氷一杯補給したのに、一回もトイレに行ってません。全部汗になったと思われます。ついでにお腹の脂肪も流れて出て行けばいいんですけど、そこだけは大事にとってあります・・・(T_T)。さらにつらいのは頭にも一杯汗をかきますから、せっかくのリアップ(発毛剤)が流れていってしまうことです。下に流れて首とか背中とかに発毛したらどうしよう・・・ まあそれも置いといて、肝心の釣果は、コッパが山のように釣れました。正確に数えてはいませんが、少なく見積もっても100は超えているでしょう。なにしろ餌が着水と同時にヒットします、ほんとに同時です。どうも下からは餌の飛んでくるのがよく見えているようで、餌が着水する前から着水予定点辺りの水面がざわついています。 これは面白いと、低い弾道で餌を飛ばすと、餌の下のざわつきが餌と一緒に移動していきます。よっぽど良く見えているのでしょう。たぶんこれを3日位続けていれば、コッパの曲芸を披露できるほどになるでしょう。いや、ほんとですって。 でも、100匹も釣っても最大が20cmじゃちょっと物足りなくなります。ましてこの暑さの中、汗だくになってまでするほどのものではありません、普通の人は・・・。 しかしそこはコッパスペシャリストと自負する私の独壇場でもあります。真冬の餌取もいない海での不毛の釣りを数多く経験し、回りでは釣れているのに自分だけ何も釣れないという屈辱の日々を味わってきた者が、我が世の春を謳歌するような輝く時間であります。一年分をまとめて釣っちゃうくらいの執念でしぶとく釣り続けました。ほんと自分でもあきれるくらいの集中力です。
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