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2001年3月10日(真鶴・対石)−大潮− 芳醇な香り立つ男

 一ヶ月ぶりの釣行です。先週行く予定だったのが天候とか諸々の事情で今週になり、満を持しての釣行です。実は今年はまだメジナグリなんです。今回こそはと期待に胸を膨らませて・・・

 釣行先はいつもの真鶴。前回カワウソで惨敗したので、リベンジをかねて再度カワウソ(南面)を狙ってはいるものの、風が南西ということで、現地の状況次第では対石(北面)も考えに入れていきます。天気予報では午後から風が強くなるということで、午前上がりの可能性も考えられます。さてどうなりますか・・・

 まさかというか、やはりというか、カワウソは満員状態。海は結構波立っていて、ここでは午後は釣りにならないだろうと自分自身を慰めて、北面の対石に向かいます。三ツ石を超えた北面は嘘のようなベタ凪ぎ、風も崖にさえぎられていてほとんど無風状態。ポカポカした春の陽気です。

 幸い対石周辺はガラガラで、一番に一人入っているだけで、本命場所の三番は空いています。そこに場所を決めて準備開始。海中はまさに水族館状態です。鯵・鰯・ベラ・キタマクラ・箱フグ・その他多種のお友達がウジャウジャしています。あまり嬉しくない方々ですが、お土産のコマセをたっぷりサービスしときます。なにしろいつものお友達ですから・・・

 それにしてもほのぼのとした気候になりました。思わず居眠りをしてしまいそうです。それはそうと、会長のばらさんは、またもすっぽかしです。朝出掛けに電話があり、波が高そうなのでしばらく様子を見てから行くとの事で、場所を確保して待ったんですが、さっきまた電話があり今日は止めるそうです。こんなにのどかないいお天気なのに・・・。まあ良くある事で。

 釣りを開始すると案の定、餌取りが大活躍で、当たりはあっても針に乗りません。しかしそのうちビンビンビンと、なんか懐かしい引きでメバル君が来てくれました。春ですねぇ、久々のメバルです。続いてビビビビビ、これはいつもの常連ベラ君です。

 その後は、ビンビンビン、ビンビンビン、ビビビビビ、スカッ、ビンビンビン、といった具合で飽きない程度には釣れ続きました。しかし、しかしです、私にはメバル君とかベラ君たちと遊んでるヒマはないんです。そうですコッパハンターとしては、メジナを釣らないと話しになりません。このままではトホホが濃厚です。

 そんななかで、唯一手応えのある引きをしたのが、25cmのタカノハダイでした。それまでビンビンビンとビビビビビだったのが、ボヨンボヨンといった独特の引きでこいつが来ました。さらにその後には、やっとキュンキュンという引きがあり、これでやっとメジナグリ脱出か、と思われましたが、これはタナゴでした。

 結果はやはりトホホのままでした。なんとこれからと言う時に風が強くなってきたんです。そらもう半端な風じゃありません。竿を片手では保持できません。それどころかコマセを撒くと風でほとんど戻ってきてしまいます。ただ戻ってくるだけなら我慢できますが、風にあおられて全身に降りかかります。返り血ではなく、返りコマセの雨アラレ状態、これはなんとも困った物です。

 結局コッパ掃除をする間もなく、メバル掃除で終わってしまいました。それにしても返りコマセで全身から芳醇な香りが立ち込めています。帰りは電車なんですけど・・・

 電車では私の周りだけ空いているような気がしてしょうがありません。(ほんとはそんなでもないんですけどね・・)迷惑な話しです。最近は特にオジン臭いとも言われていますので、これでは臭さの二重苦です、まいります。
 さらに不幸は続く物で、何と人身事故があり、途中駅で一時間も止まってしまいました。こんなときはタヌキ寝入りに限ります。しかし、一時間のタヌキ寝入りはちょっとしんどいものでした。

 しかし私のグリ脱出は何時になるんでしょう。こうも毎回トホホばかりでは、「40オーバーへの道」なんてタイトルに変えないで、いっそ「トホホ大全集」とか「今日もトホホ」とか「いつものトホホ報告」とかにしとけば良かったです。でも次こそはガンバンぞ。(毎回この反省ばかりで・・・トホホ)

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